2011年12月9日金曜日

1個100円

「Androidのアプリ、100円で作ってよ」
「じゃぁ、開発用のAndroid機買ってくれよ。俺、iPhoneだし。」

「人月が悪か善か」というブログを見て思い出した、友人とのやりとり。結局、そんな金は出せないということで、この話は流れた。

自分的にはあり得ないほどオトクな条件だと思っていた。報酬はいらないって言ってるのだから。ちなみに、iPhoneアプリならMacが必要だし、ディベロッパ登録料が年間1万円弱かかる。


確かにAppleストアに並んでいるアプリは有料でも85円とか、そんな値段が多い。それが相場みたいだし、競合する多数のアプリの数を考えるとそんな感覚なんだろうなぁ、と思う。

しかし、その友人自身はパッケージのソフトを作っている会社に所属している(プログラマではないが)ので、プログラマの生活を知らないハズはない。正直、その時は面食らった。


日本と言わず、世界中で売り出して、10万人から85円ずつ集めたら850万。その代わり、売れなければ、その友人からの100円だけ。逆にもし100万人に売れたら…。(スマホアプリとして、ヒットと言えるのは何本から?)

その友人が100円とか言わず、「お前の今の年収分を前払いで出す。その代わり売上は全部俺がもらう」という話だったら、話は違ってたかもしれない。(しかし自分の所属する会社は副業禁止なので、人生の決断云々という、より大きな問題になっただろう)


確かに、純粋な開発会社が、会社の仕事としてスマホアプリ単体で稼ぐというのは無茶だとは思う。会社という規模でしか提供できないサービス、仕事を探すのが筋だろうと。今、そういうのってどこにあんのかなぁ。

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