2012年7月18日水曜日

ライト、ついてますか

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問題に対するアプローチを広く考える本。

下記の目次から想像できると思うが、本書では相当に根本のところから問題を問い直すことをしていく。

取り上げられている事例はフィクションで、読み物としても平易。が、身も蓋もないオチがつくことが多く、実務への応用を視野に入れるとかなりシビアなことを要求されているように思えた。

こういう方にオススメしたい。

  • 問題に対していろいろ手を打ってきたが効果を実感できない人
  • 問題があることはわかったが、どこから手を付けて良いか考えあぐねている人

こういう方にはオススメしない。

  • 今すぐ役に立つ事例をお求めの人
  • 差し迫った締め切りが控えている人



目次
序文
第1部 何が問題か?
  1. 問題
  2. ピーター・ピジョンホールの陳情書
  3. キミの問題は何か
第2部 問題は何なのか?
  4. ビリー・ブライトアイズの最適入札
  5. ビリーが舌を噛んだ
  6. ビリーふたたび入札者のもとへ
第3部 問題は本当のところ何か?
  7. 終わりのない連鎖
  8. 不適合を見落とす話
  9. うまいレベルに着陸する話
  10. 意味に気をつけよう
第4部 それは誰の問題か?
  11. 煙が身にしみる
  12. 構内は車で一杯
  13. トンネルのかなたのあかり
第5部 それはどこからきたか?
  14. ジャネット・ジャウォルスキー変人と衝突
  15. ミスター・マチーチン事態を収拾
  16. 仕事する人いばる人
  17. 試験について
第6部 われわれはそれを本当に解きたいか?
  18. トム・タイヤレスのおもちゃいじり
  19. 政治には忍耐が必要
  20. ある特務

2 件のコメント:

  1. 相撲界の「3年先の稽古をしろ。」が塾の教育方針です。9歳から塾に通い、現在13歳になる子が常に学年5番以内にいてくれるおかげで、説得力を持って「3年先」を言えるようになりました。短期で結果を出せないから「3年先」と言っている、と保護者さまに思われる心配なく言えるのです。

    長期スタンスでものを考える、自分に向いている本だと思います。この夏の1冊に追加します。

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  2. ぜひ読んでみてください。
    今すぐ役に立つという本ではないですが、得られるものは必ずあると思います。
    面白かったら生徒さん達にも教えてあげてください。中学生くらいなら十分読めると思います。

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