2019年9月23日月曜日

理化学研究所 横浜 一般公開 2019

今年も来ました。理化学研究所 横浜キャンパス。

まず向かったのは、交流棟2階の食堂。いつも他の展示に夢中になって食べ損なっているのだ。
案の定、当日限定メニューなんてものがあった。目玉の施設(絶賛非公開中だが)中央NMR棟と西NMR棟を模したカレーだ。ご飯と目玉焼きが中央棟。奥の2つのシューマイ(もしかしたらシウマイ)が西棟。

一方、研究者の方々は、キムワイプとキムタオルで栄養補給。

中央NMR棟と西NMR棟を撮影した。銀色に塗られているが、木造なのである。磁気をあつかうからだろうか。

アングルを変えて撮影した中央NMR棟。2つに切られたドーナツの切れ目を見ている。

敷地内にぽつりとある東屋。煮詰まった研究者がここに逃げてきたりするのだろうか。

私自身は、整理券が必要になる企画よりも、ポスター展示を見るのが好きだ。
こちらは生物の命名に関するポスター。ネーミング大事。PEP8。
名は体を表すってのは、魔術の時代は真実だったが、科学の時代では目指すべき目標だ。

ケルベロスに守られているので(!)暑いところも平気な微生物。いずれ銭湯を占領するであろう、老人になった厨二病世代。

展示でなくて、常に貼られていそうなコケの写真。こどもの国とか、関東近郊のあちこちで撮られているようだ。

当日の展示と関係ないどころか、理研の主催でもないけど気になったポスター。研究者の中にも、こういうところに凝りたい人がいるのだろうか。

私が楽しみにしていた、サイエンスビーズ展示会(ビーズで盛られた分子模型)。
今年は自作キットのプレゼントも復活し、人があふれていた(カフェ用の通路なんだが)。
このキット、イベントで売り出せばいいのに(と作る側の苦労を考えずに言う)。
製品化したら、ミュージアムショップみたいな場所でわりと売れるんじゃないかと思う。(で、実際には組み立てられずに積まれる。)

今年注目したのは、アロマ系の分子たち。

説明がわりとぶち壊しに来ている。

普通のもあった。

みんな大好きDHMO。研究者の人にも「一酸化二水素」で通じるの?

次世代のエネルギー源ミドリムシのポスターには、なぜか「機密」表示が……。期限が切れてOKになったのだろうか。文書管理。

「ミドリムシって、福島県にもいるんですか?」「……小さいのならいるっ!」

ビッグデータ用のデータ分析基盤とAI使って、医療データをバキバキ解析していきますよ!のコーナー。センシティブなデータと個人との紐付けは、初期の工程で潰していくという強い決意。保険屋さんに略取されないよう、切に願う。

せっかく説明してもらったのに理解できなかったポスター。悪いことしたなぁ。
パンフの情報と事後の調査(復習)によれば、こういう部署。

展示物じゃないけど、被験者募集のお知らせ。あまり広く一般に配られている風ではないので、暗黙的に同業者を集めている感じになってしまっている。

毎年、割と楽しみにしている労働組合のコーナー。

キャンパスの向かい側には、ミドリムシの会社の施設が。

何年かぶりに鶴見線に乗ってみた。見学者は無料のシャトルバスに乗った方が圧倒的に楽なので、念のため。

あちこちでもらったもの……のうち、ハンドメイドの品。
他には、毎年配られている理研オリジナルのノート(デザイン変わった?)。アンケート回答お礼となっている、銘入りのジェットストリーム。
右: そのうち分解される材料で作られた魚のストラップ
中央: おうちで飼えるミドリムシのボールを入れた瓶(苔ボールとの選択)
左: ポリ製の小型試験管を使ったアクセサリー

毎年どこかしらで配布されている、実験器具を使った小物は、作った人のセンスを感じさせられるもの。こういうのが楽しいのだ。

ところで、ミドリムシボールのボールの中は何でできているのだろう。