2022年7月9日土曜日

国立科学博物館

 リピーターパス買ったけど、上野の本館より、白金台の自然教育園のほうばかり行っていた。しかもつくばには一度も行っていない。

国立科学博物館だ。
ポケモン化石博物館は予約枠一杯で、結局行けなかったので、そのリベンジである。

大洗の土。以前行って、それっきりになってしまっている。行きたいスポットとか、まだあるのに、新型コロナに埋もれたままだ。

土だけでない。食品サンプルも展示されている。ちなみに、ここは国立科学博物館である。
初鰹に戻り鰹、沖縄の昆布料理。


高校時代に通っていた、宮城県白石市の紫水晶。休日の度に採取に山へ……通った記憶も無く。白石駅辺りの地下を掘り返せば出るのかな?

ササニシキ。最近は店頭で見かけることも少なくなってしまった。私にとっては一番食べやすい銘柄なので、自宅の米が切れたらまず探すものだ。

パッチリ目を見開いたユキヒョウの剥製。動物園で見る生物はだいたい眠たげなので、剥製を見たときには違和感を覚えてしまう。誰に対してということもないが、若干、不満に思っているところである。

マッコウクジラ。頭に付いている傷は来館者のイタズラではなく、歴戦のクジラ族の証を再現したもの。

つい先週、コミック最終巻が発売された『Dr.STONE』。コラボ企画展が開催中だ。
特設の解説パネル、音声ガイダンスなどが常設展に追加されている。
音声ガイダンスは現代人二人。千空とゲンの組み合わせだ。私はクロム推しなのだが、彼が登場したら、ガイダンスが長くなりすぎて来館者が帰れなくなってしまうからなぁ。

企画展示用のスペースは館内に複数あるが、今回のコラボで利用されているのは小さめの方。
石化解除のナイタール液。

黒色火薬。作中で作られたガジェットが原材料とともに解説されている。このままキット化されそうな勢いだ。写ってないが、安全に作るための製造工程上の工夫まで言及され、伝わってくるヤバみには作中以上ものがある。

レコードプレイヤーは、現代の製品を展示。倉庫から引っ張り出してきたのだろうか。
このエリアだけ、うっすらと「あの歌」が流れている。自分の記憶では、館内で恒常的に音楽が流れている場所など、地球館1階の地球史ナビゲーターの映像のBGMくらいで、他は臨時の動画展示とかだ。ここでは珍しい「音楽を流す」展示とも言える。


灰重石は、ちゃんと光るところまで見せてくれる。

常設展示の音声ガイド(現在休止中)で言及されていたところによれば、この館の展示物は「手の届くところにあるものは触って良い」ことになっている。わざわざガラスケースの一部を切り取って触れるようにしてあるものさえある。
新型コロナでそうもいかなくなって、「さわらないでください」という貼紙があちこちにあった。館側も残念に思っていたことだろう。

五感の一つが封じられ、自分としては展示物との距離が開いてしまった感覚もあったので、新しい視点を提供してくれるコラボ企画は、それだけでうれしい。今回はたまたま自分がもともと好きな作品だったけど、逆にコラボから知る作品が出てこないかなぁ、とも思う。

オマケ1: 剥製で再現されたネズミの電車ごっこ

オマケ2: 上野恩賜公園の噴水