2022年5月21日土曜日

千葉市動物公園

 引越ししたが、なかなか部屋が片付かない。急いで引越しに入ったので、荷物を整理する(不要物を処分する)時間がなかったからだ。

引越し先がもとの部屋より収納場所が少ない。私の荷物が、生活用品に比べて「ヲタクの思い出の品」(非売品を含む)が多い、などの要素もある。友人から借りっぱなしになっていたゲームソフトなんてのもある。

もともとゴミ同然だったもの、引越し先の事情を考えて処分することに決めたものなど、自治体の定めるゴミの日を待ちわびつつ日々を送っている。


皆が外出するGWを引越し作業と手続きで潰し、次の皆が一休みするだろうタイミングで外出だ。

上野動物園に行きたかったが、双子のせいでとても予約が取りづらい。そろそろハシビロコウさんを見に行きたいのだが。関東圏でハシビロコウの展示を行っている園は……。

千葉市動物公園だ。「そのうち行きたい、近場の園館リスト」にもある。行くか。


千葉駅から、千葉都市モノレールで動物園へ。いきなりモダンな車両が現われたので驚いた。(写真は降車してから撮ったもの)


千葉都市モノレールの自慢は、とにかく落ちないこと。お守りとして売られているのは古くなって交換対象になったワイヤーだろうが、それでも受験生一人くらい支えてみせる!と鼻息は荒い。

動物公園駅。やはり動物園にはモノレールが似合う。上野然り、多摩然り……。
いや、京王動物園線も楽しかった。錯覚だったようだ。

動物園で客を出迎えてくれるのはゴリラ。正面からの静止画では分かりづらいだろうけど。

動物園に来たら、まずレストランへ。食事の時間を自由に設定できるボッチ客の有利を生かすのだ。案の定、食べ終わる頃には席を取れずに座席と座席の間をさまようファミリー客が出てきていた。

公共施設のレストランではビールを頼む。それはコンピュータの統治する社会を生きる市民の義務である。「市民、あなたは幸福ですか」

目当てのハシビロコウさん。(じっと君。♂)
ここ、千葉市動物公園には、じっと(♂)、しずか(♀)の2羽がいる。加えて、動物科学館の中に剥製が1羽いて、近くでじっくり観察したい人にはこちらがいいと思う。何しろ本当に動かないのだ。名前が公表されていないようなのが惜しい。

動物の慰霊碑前には花が。推し動物の墓参りに来る人がいたのだろうか。

カラフトフクロウ。人が迷ったとき、自然とここに足が向くという言い伝えがそのうちできるであろう。

最近、自分の中で急上昇中のヘビクイワシ。あまりにヒマすぎたのか、檻の中の片付けを始めていた。

なぜか、哺乳動物の檻の中で飼育されているカラス。私が見たときは、マレーバクといっしょに飼育員さんからエサをもらっていた。「横取り」と非難する声も聞こえてきたが、言いがかりであろう。
鳥類を見に来るなら、上野じゃなくて、こっちでもいいなぁ。

内覧を休止していた、ゾウ舎。自分の部屋とどっちが暮らしやすそうか、比べたかったのだが。



「動物園のライオン」と言えば、寝てるか座っているか、とにかくふんぞり返って動かない王様という先入観があったが、ここの王様は気さくに王国民(とくに子ども)の声援に応えていた。
「今日は寝てない、動いてる!」という王国民の声が聞こえてきたので、今日が特別な日だったらしい。

「ハイエナのイメージを変えよう!」。
ちょっと前に流行った小顔の「困り顔」っぽくて、割と人気出そうくらいに思っていた。羽村市動物公園でも「園一番の美少女」扱いだったし(あのサーバル様を差し置いて、である)。
一方、「泥棒みたいな顔」という声も聞こえてきたので、やはり地位向上は必要なようだ。


どういう企画があったのだろうか、戦国武将のイラスト。伊達政宗は……ハシビロコウさんである。

動物園の中に、「動物科学館」という施設もあって、面白そうな企画展示をやっていた。

千葉県佐倉市で出土したというピカチュウ。国立科学博物館(巡回展。他館への展開アリ)の「ポケモン化石博物館」にも、そろそろ行きたいなぁ。

動物科学館には、飼育員さんが行っている研究のポスター展示もあって、それらも楽しい。


次来るときは、大池と動物科学館から回ろうかなぁ。