中央線快速は、意外にというかその名の通り快速だった。高尾までこの時間感覚だったら、高尾山に行ってみる計画を前倒ししても良いな。ケーブルカーに乗ってみたい。
早々に駅前の喫茶店で昼食を取る。相模湖公園の近くならもっと趣向を凝らしたものが食べられるのかもしれない。最近は、開いてそうな店を見つけたら、考えるより先に腹に何か入れておく癖が付いている。混雑を嫌うようになっているのだ。
公園にはあとでまた来よう。早くダムを視界に入れたい。
高所恐怖が頭をもたげてきたので、堤体を上から覗く写真はない。
なお、私の高所恐怖は「自分が転落する」恐怖ではなく、「スマホを落とす」恐怖という、あまり他人からの共感を期待しにくいものだ。
宮ヶ瀬ダムのダム放流カレーの凝りようと対照的にシンプルな(そして¥500と安価な)ものだ。
それでも、水をせき止めるダム堤体、相模湖の魚(ワカサギ他)に見立てた煮干し、流木に見立てたポテトと、「ダムカレー」としての主張は激しめ。
交流センターの2階には「相模湖記念館」があり、「ダムとはなんぞや」的な説明の仕掛けがたくさんある。
それとともに、ダム建設の当時の写真資料も展示されていた。戦争激化で建設が中断したこと、資材が集まらず建設再開に苦労があったことの他、戦争捕虜や朝鮮半島からの移民を建設に参加させていたことなども書かれており、時代性を感じた。
多数の死者も出した難工事。先ほどの慰霊塔はぐるっと一周しただけだけど、彼らの名前もあったのかもしれない。
そういうアスリートっぽいのじゃない、素人向けのボートや遊覧船もあったが、なんか船酔いしそうな体調だったので今回はお休み。
公園の一角には飲食店がズラリ……と並んでいたが、一番人気は普通の定食が出てきそうな店だった。
次来ることがあったら、ワカサギ料理を試してみたいかな。
しながわ水族館、野毛山動物園と、自分がちょくちょく訪れる施設にリニューアル計画が持ち上がっている。老朽化→廃止の一直線ではなく、リニューアルが計画されるというのは人気のありようを示すものでうれしい限り。
たまたま今回行ってみた相模ダムにもリニューアルが計画されている。まぁ、ダムなので人気の有無とは関係ないだろうけど。
リニューアルの主眼はゲートの交換(ローラーゲート→ラジアルゲート)と減勢工の追加らしい。ついでに、下流側からダムを眺められるような展望スポットも追加してくれないかなぁ。