2021年3月7日日曜日

ズーラシア大陸へ(続き)

前回の続き。


オセアニアの草原

ついつい、動物よりも、こっちに目が行ってしまう。

アポリジニの彫像。

こんなものとか……。

科学技術館にもあった、くるくるコイン募金箱。(音がいい)

中央アジアの高地

生き物はモンゴル~中国~チベットっぽいけど、ここはどこのイメージなんだろう。

日本の山里

動物園で、わざわざ日本のエリアを設定して展示するのは珍しいことなのだそうだ。水族館だと、割と地元推しが強いのだけど。(地元の漁師さんにお世話にもなっているし)

「『鶴の恩返し』の鶴は、実はコウノトリだった」説の衝撃。

この写真の中にツキノワグマが1匹隠れています。

人出が多くなるであろう桜のシーズンこそ、外出を控えようかと企図している。私は梅を見る。

お地蔵様っぽい。

アマゾンの密林

アマゾンセンターって名称から皆が連想するような、物流の倉庫施設ではない。中に入ってくる客は少なかったけど、かつてこの動物園に棲息していた様々な生物の剥製が展示されているので是非。

池の中のワニ(模型)に投げ入れられた硬貨。注意書きの看板もあるが、客からはダチョウ倶楽部の類と見られてしまったようだ。事実上の募金スポットとして機能している。(私自信は、条文は条文通りに受け取るタイプだ)

わくわく広場

エネルギーを持て余した子供のための遊具。そして小腹が空いた大人のための屋台。

かつて、この地域で栄えていた生物の頭骨。ありふれたものなので、無造作に転がっている。

アフリカの熱帯雨林

南北方向に長い動物園の敷地の、やっと半分。アフリカのエリアだ。ここからは生物間距離(アニマル・ディスタンス)も一段と長くなる。比較的最近にオープンしたから、昨今の生物の環境改善の流れを受けて設計されているのだろうか。(南側も相当だったが)

雨も断続的に降り始め、屋外展示が動物にも人間にも辛くなるけど、このズーラシアは屋外屋内の出入りが動物任せになっている場所もあり、雨やどりにきた動物が、先ほどまで外にいた人間とガラスを隔てて再会……したり、しなかったり。

「ジャングルキャンプ」はオカピの屋内川の展示と、は虫類の展示の建物だが、そこに気になるポスターが。

密猟者を取り締まるレンジャーが、密猟者からの報復襲撃を受けて、オカピも巻き込まれたという。「今の日本の感覚だと、犯罪者が政府機関に報復とかありえんでしょ」と書きかけたけど、昭和時代にはあったね。そう言えば、この令和にも「公的機関の職員を攻撃する、外資企業の日本法人の社長」がいた。

アカカワイノシシは豚熱感染対策ということで、屋内展示に絞られていた。行き止まりになっているのは、屋内展示の先で、屋外展示も行っているため。

アフリカのサバンナ

ライオンさん。筋肉とか所作とか、何かにつけて美しい。

それにしても、これとかこれとか、ライオンをモチーフにしたキャラクターって、なぜ女の子でもたてがみを生やされてしまうのだろう。


皆が認めると思うのだけど、ズーラシアは広い。

その広いズーラシアでも一番広そうな草原エリア。次来るときは双眼鏡を持ってこようと思った。たぶん観劇用に買った安いプラ製のオペラグラスが家のどっかにある。
iPhoneのカメラで望遠して、このくらい。

それもそのはず、この草原エリア、なんと肉食獣と草食獣あわせて4種まとめて展示しているのだ。私はキリンしか見れなかったけど。このエリアは、例えばこのようなことに使われる。(公式動画。現在は実施されていないイベント)
水族館では割と見かけるけど、動物園で複数の種を一緒のエリアでって、大丈夫なんだろうか。大型の生物の、健康な成体だけとか、工夫があればいけるのか。

園内、割と工事中のエリアがあって、空のケージ・エリアもしばしば。

その空白を埋めるのはカラス(たぶん、ハシブトガラス)。人間含めて、一番よく見かけた種かもしれない。

ぱかぱか広場

開園こそしているものの、感染症対策で、人を集めて行うようなショー、ふれあいイベントはことごとく中止。しかし動物たちは再開に備えて、あるいは健康維持のためにか訓練を続けているようだ。

また、イベントはなくなっても、展示場所で静かに客を待っている……かどうかはわからないが……動物たちはいるので見に行くことはできる。


木曽馬の光翔(こうしょう)さんっぽい。

ころころ広場

先の「わくわく広場」の東に、やはり遊具が設置された広場があり、こちらには大きな池がある。

彼ら水鳥は、園内を自由に出入りしているらしい。あるいは非常勤の生体扱いなんだろうか。ズーラシアの公式ブログには、園内の、飼育されていない生物についての記事も多くみられた。


街中も街中、駅前とも言える立地にあるコンパクトな野毛山動物園。
山1つにケージを配置して、坂道上り下りしながら見て回る金沢動物園。
周遊バスが設けられるほど広すぎるズーラシア。
横浜市の動物園を3園回った。

帰宅してから、以前、金沢動物園のショップで購入した「よこはまの動物園案内帖」を改めて見返してみたのだが、この3園で展示されている動物のカブりが少ないことに驚く。

3園連携しながらも、それぞれ特色のある動物園として完結していて、生物種のバリエーションが保たれていることにもう一度驚く。

そのうち、また来よう。野毛山、金沢にもう一度ずつ行ってから。

2021年3月6日土曜日

ズーラシア大陸へ

町田在住時、つまり20年以上前から存在は知っていたものの、行ったことがなかったズーラシア大陸に上陸した。(まぁ、自分の足で動物園に行くようになったのが、つい最近だから)

横浜市の動物園としては、野毛山、金沢に続いて3つめ。楽しみに思うのと同時に、だんだん大きくなっていく規模に「えっ、金沢より大きいの?」と、若干ひき気味にもなる。

アジアの熱帯林

園内は、動物の原産地?ごとにゾーン分けされていて、それ自体はわりとどこでもやっている話だと思うのだけど、ズーラシアでは植生やらエクステリアにもそれが反映されている。動物そっちのけで、写真を撮ってしまった。

最初のエリアは東南アジアっぽい。

園を訪れた客が最初に見る看板動物はインドゾウ。意外にカラフルだった。親子と飼育員さんが揃ったところをパチリ。

スマトラトラ。カラスに食べられてしまったようだ。

もちろん、写真映えしそうだと思っていた動物が、たまたまこんな感じだっただけ。ただ、現在、園内のあちこちで工事が進んでいたり、コロナではない動物の疫病対策が取られていたり、とフル稼働という状況ではないっぽい。

もとより、体調不良の動物はガンガン休ませる方針っぽいし、一匹一匹の動物に与えられるスペースも広めで、我々人間の無遠慮な視線から逃れるための障害物も充実。特定の動物を推している人は年パス購入を検討した方が良さげだ。


エリア内にあるジャングルカフェに貼られていた「繁殖センター」の活動を伝えるポスター。そう言えば、しながわ水族館にもここで保護されたカモが展示されていた。
横浜市は3園(+分園)の動物園を抱えているが、そのさらに先に非公開の施設があり、そこでは単なるバックヤードとして以上の活動が行われている。

亜寒帯の森

北極圏に近い場所のイメージで。

「アラースの谷」と名付けられたこの場所を取り囲むように、動物たちのケージなどが配置されている。

いたいた、アムールヒョウ。

2匹いるヒョウが交代で勤務するルールらしい。スマホのカメラを構える客の前に、わざわざ出てきてくれた。ごめんねぇ、ありがとねぇ。

鮭の燻製。アラスカのイヌイットのイメージなんだろう。私は予備知識なかったので、左下のタイトル書きに気付くまで、かなり混乱した。

ホッキョクグマ。なぜか首を左右に振り続けており、他の客からいぶかられていた。が、私は知っています。これは一発芸「赤べこ」の練習。忘年会がコロナ禍で中止となり宙に浮いてしまったのだ。……中止になって良かったね。

謎の感謝状。「シロクマキャンペーン」とは。

謎の丸い物体。トウホクノウサギ。東北の兎?東北野兎。

謎の丸その2。シロフクロウ。眠いのか眩しいのか、微妙な表情。

まだ半分も巡ってない、長くなる予感がしてきたので、一旦ここまで。