2017年10月20日金曜日

城ヶ島より

遊ヶ崎リゾート


http://www.resort-club.jp/

今回の旅行でお世話になった宿。
もともと城ヶ崎を訪れる予定はなく、たまたま旅行サイトで上位に出てきたこの施設が良さげだったのが、巡り巡ってこのエントリのきっかけになっている。

城ヶ島大橋の真下という、一見殺しの場所にあり、地図でぼんやり探すと入り口がわからず往生する。ただし、割と目立つ建物でもあり、三崎のあちこちからそれとわかる場所にある。ドラクエなどRPGのマップにありがちなスポットだ。
レストラン・バーが併設されているが、ネットからの予約はできなかった。おっさん一人のぼっち旅だからだろうか。無念。
宿泊施設としては小規模なので、大浴場はない。個々の部屋の浴室プラス家族風呂というスタイルだ。平日の宿泊だったからだろうか、予約なしで家族風呂を利用して良いと言われ、結局、毎日家族風呂を利用させてもらった。
旅先で引きこもれる居心地の良さがある。これで周りにコンビニ等あれば、と残念でならない。


城ヶ崎公園


島の東側を占める県立公園である。


ゲートをくぐったところで、いきなり黒猫に目の前を横切られた。(黒猫以外に目の前を横切られることはほとんど無いのだ
が……。謎)
片耳に切り込みがある。ということは、付近の住民か公園事務所が保護している地域猫なのだろうか。同じような猫を公園内で4匹ほど見かけた。

この辺りはウミウの生息地になっているとのことで、ウミウを観察するための展望台も設けられている。いかにも「私がウミウです」といったたたずまいの鳥がいた。でも、鵜じゃなくて猛禽ぽい。

馬の背洞門は、上に登れば足下が崩れる危険があり、下をくぐれば天井が落下してくる危険がある、公園で一番の難所である。

傍らにあるのは、初心者用の洞門であろうか。


3泊して、城ヶ島の島内で買ったのは、缶ビール一本だけ……。夕方に飲食店その他が閉まってしまうのが痛い。


城ヶ島大橋


三浦半島と城ヶ島の間の唯一の橋。城ヶ島大橋は以下のような災害の発生時は通行止めになり、島は隔離される。Gothammers!(ゴッサム市民よ!)


  • ヴェノムが水爆仕掛ける
  • 水道に薬物が投げ込まれる
  • キリアン・マーフィが目撃される



徒歩で大橋渡って三崎港へ


徒歩で城ヶ島大橋を渡って、三崎港まで徒歩で歩いてみたが、高低差激しい。この辺は津波ないし海面上昇時には高台に避難することになっているはずだが、その坂道は崩壊の危険ありときた。このようなトラップは日本列島の至る所に二重三重に仕掛けられている。


オマケ


三崎ガラス工芸館kirariで作った、ジンベエザメのジェルキャンドル。
自分では、なかなか良くできたつもりだった……。
(ロウソクなんだけど、燃やす気ないので芯は省略)


2017年10月19日木曜日

食事

京急の「みさきまぐろきっぷ」を念頭に企画した今回の旅行。
しかし、連泊してみたくなり、結果、日帰り~1泊2日くらいをターゲットにしている同商品は選択肢から外れてしまった。

1日目


城ヶ島にある宿泊先へのチェックイン後、夕食を食べるべく城ヶ島の飲食店を探す。
……が、住宅の灯りばかりで飲食店のそれがなく、街は19:00にしてお休みモード。
マジか。「まぐろ」とデカデカと書かれた看板がこんなにたくさんあるのに。
開いている飲食店も、食料品店も、コンビニもない。いきなりのピンチだ。助けて進次郎。

結局、バスで三崎港まで戻り(!)、そこで開いてた数少ない店を見つけて中へ。庄和丸だ。

怪我の功名、とてもおいしいマグロ丼を食べることができた。


2日目


昼は、油壺マリンパーク内のレストランで、漬けマグロ丼。

1日目の時点では、たまたま定休日などの都合で、営業している店が少ないのかと思っていたが、そうではなく、本当に「昼だけ」の店が多いようだ。
しかも、街中で見かける看板はどの店も「まぐろ」。日帰りでマグロを食べに来る客がボリューム・ゾーンで、どの店もそこに経営資源を傾けているのがわかる。
割烹旅館 立花が開いていたので、そこで夕食とした。
ここのメニューは、単に「まぐろ」でなく、キハダやビンチョウなどより細かい魚種まで書かれている。調理法の幅も広い。
マグロ丼……にも惹かれたが、どんぶりばかり続いているので、もっとあっさり食べられるメニューが食べたくなった。
わざわざマグロの名産地に来ておいて、この組み合わせはどうなんだろうと、自分でも疑問に思いつつ、ネギトロ+ご飯セットを食べた。


3日目


もうそろそろ、マグロ以外の何かを食べたくなってきている。
昼は三崎港ラーメンに飛び込んだ。おいしい。ボリューム控えめのメニューを選んだが満足できた。

夕食(夜ではなく、本当に夕方)はまるいち食堂で。ほぼラストオーダー間際に飛び込んだ。
もう、まぐろ以外のものを食べたいクチになっていたので、地魚刺身三点定食にした。
ここは、鮮魚店併設の食堂で、となりの‘まるいち魚店’で購入した魚を調理してくれるメニューというのがあるようだ。もっと時間の余裕があったらなぁ。

2017年10月18日水曜日

日帰り温泉

3泊4日の旅。
遊ぶ(歩く)→汗をかく→温泉に入る→遊ぶ(歩く)→汗をかく→温泉に入る……の無限ループだ。


マホロバ・マインズ三浦


https://www.maholova-minds.com/spring/index.php

三崎口への往路で立ち寄った。
女湯・男湯が午前午後で切り替わる。私が行った時間は露天風呂が女湯の時間帯だった。
貧乏性なので、観光地の温泉が露天風呂でないと若干損した気分になる。
とはいえ、広い浴場に大きなガラス窓から太陽光が降り注ぐと開放感があった。


油壺の湯


https://www.misakikanko.co.jp/aburatsubo/smart/sub01/

こちらでは露天風呂に入ることができた。
オーシャンビューとはいえ、海が一面という形ではなく、向こう側に対岸がある。
対岸を見つめながら、自らのしょっぱい人生について考える。いや、実際にしょっぱい。露天部分は海水なのだ。
厨二病の古傷を抱えた人は足湯だけにしておくのも良いかもしれない。「心はいつも14歳」が口癖の、現役の人は傷が治るまで、温泉には入らないこと。

この海峡の向こう岸には、数十万の英仏兵士が助けを待っている。肉眼で向こう岸が見えるというのに、なんて遠いのだろう。
「間に合ってくれよ……」と、漁船に心の中で応援を送る。ダンケルクごっこだ。


きららの湯


https://www.misakikanko.co.jp/jyogashima/hotspring/

こちらも露天風呂あり。向こう岸はなく、景観ほぼ海。海が広がるだけ。開放感で言えば、ここが一番「広い」。
(実面積では、おそらくマホロバに軍配)
ダンケルクごっこすることもできず、ひたすら海を眺めてぼんやり。
結局、一番長居したのはここかもしれない。

ホテルの北側には、観光道路というか、磯の上に橋を渡した遊歩道があり、潮の流れを間近で楽しむことができる。
(私は、夜間に予備知識無しで迷い込んでしまったので、とても怖い思いをしたが)

2017年10月16日月曜日

京急油壺マリンパーク

今回の旅行の一番のターゲットは、京急油壺マリンパークだ。
マリンパークは海兵隊の訓練基地である。近辺の漁協や隣接する研究施設とは協力関係にあるといわれる。軍産学複合体まであと一歩だ。


入り口近くでは、海兵隊員たちが訓練している風景を見かけることができた。

気炎をあげるウェイ系の海兵隊員(奥)

ぼっちの海兵隊員

物陰で密会中の2匹。リア充の海兵隊員


実際のところ、園内で最初に見かけた動物は水生生物ではなく、見学者の飼い犬だった。動物可というだけでなく、ドッグラン等も整備されており、愛犬家が多くみられた。

キャビアをとるためのチョウザメ

シン・ゴジラ、幼生時代のはく製(本物)


マリンパークの名物「魚のサーカス」。とは言え、魚と人間のガチのコミュニケーション……という感じにはなかなかならない。しかしてその実体は、芸を仕込む一方で、芸に見せていく工夫との合わせ技であった。

訓練や誘導のための仕掛けの展示

訓練中の魚の様子も飼育日記に丹念に記載され、年鑑にまとめられる


イルカ、アシカなどがショーを行う劇場では、ショーの合間に飼育員がアシカの訓練をしていた。(動画を撮ったけど公開は自粛。展示物とは言えないので)


イルカのプールでは、その名の通りイルカがプールの中をぐるぐる泳ぎ回るだけの簡単な仕事をしていた。

アシカのプールでも、同様にアシカが。こっちはなんとなく馬鹿にしている風。


みうら自然館では絶滅が危惧される生物に関する数々の展示がされていた。

漁獲量のコントロールに失敗し、乱獲により絶滅してしまったパンフレット

漁獲量の制限措置が取られ、絶滅を免れたパンフレット


行く当てのない旅人(あるいは徘徊癖のある老人)のための、決してバスが来ないバス停。


園内のレストランで漬け丼を食べて、昼食とした。

横須賀

あり得ないほど長い休暇を取得できたので、旅行してきた。往路で、横須賀に立ち寄る。

三笠公園


 軍靴(ぐんくつ)の音を聞きに行くべく、日露戦争で活躍した戦艦・三笠が記念艦として飾られている公園に行ってみる。

三笠の中がそのまま博物館となっており、当時の施設が一部再現されていたり、新しい展示物が持ち込まれている。

本物のネトウヨ青年は、平日はお仕事なのであろう。見かけるのは老若の女性客が大半だった。
「おおきいねぇ~~!」と感嘆の声も上がっていたが、20世紀初に建造されたこの三笠は全長130mくらい。第二次大戦時の駆逐艦、島風が129.5mだ。当時からの軍拡競争の激しさがうかがわれる。

回らない方が高級とされる寿司と真逆に、回転砲塔は固定されたものより高価なはず。その機構をぜひこの目で、と見てみたら砲塔はコンクリ製でメカニカルっぽさは全くない。

実は一度潰されており、現在の形になったのは戦後になってからだったらしい。 

これが戦艦三笠だ!(違います) 

三笠とは関係ないであろう蒸気機関車……に偽装された貯水槽

公園から海を見る。
海が好きでもないのに、旅行先が海よりになりがちなのは
水族館がターゲットになっているからだ。

公園から三笠の舳先を見たところ。謎の方形の凹みが気になる。

ここは、メインの操舵室が破壊された後に使われる、装甲操舵室。 

ガルパン劇場版で見たやつ(測距儀と言う、目標までの距離を測る望遠鏡らしい) 


艦内には、旧海軍の連合艦隊を中心に、各国海軍+自衛隊の艦船の模型も多数展示されている。 スケールの違いを加味しつつ、大きさや形の違いを比べてみると面白い。
(それにしてもRJは小さい)


ついでに昼食に食べたハンバーガー。アゴが筋肉痛になりそうなハンバーグの存在感。(@ステーショングリル


横須賀中央の駅前を歩いていたら、地元の猫がよそ者の私を見咎めて挨拶を求めてきた。横須賀こわい。

2017年8月13日日曜日

野生の王国

子供に対し、大人への礼儀をしつけるのは子供自身の安全のためだという説がある。
社会には子供を傷つける可能性があるものがたくさんあるが、真っ先に出くわす可能性が高いものが人間の大人である。
故に彼らからの距離の取り方を叩き込んでおく必要がある、というものだ。


山中を車で走って「宮城蔵王キツネ村」へ。霧が立ちこめ、まさにキツネに化かされる10秒前という感じだ。
http://zao-fox-village.com/
この村の住人は100匹を超えるキツネたちとウサギらしい。
ニンゲンが村に入るに当たっては、入村料の他にいくつかの注意点があり、入り口で説明を受ける必要がある。
曰く、キツネに触ってはいけない。キツネに背後を見せてはいけない。近づいてきたキツネを片手であしらってはいけない……。
「噛まれるととても痛い」という共通の結論に至る幾つもの禁止事項が並べられ、子連れの親が誓約書にサインさせられるあたりで、察しの良い子供が怯え始める。

この村の住人は100匹を超えるキツネたちとウサギらしい。
来村者を出迎えるゴリラ……に化けているキツネ


ヤギに化けたキツネ


ウマに化けたキツネ

カラスに化けたキツネ


メカメカしいキツネ


この中に1匹だけ、ホンモノのウサギがいる


キツネ村は野生の王国。そこにいるのは家畜ではなく、野生の獣である。
ましてやキツネはお稲荷様の御使い。無礼な態度をとる者、隙を見せる者には容赦ない。


一方、キツネにとっては我が家の庭でしかないので、彼ら自身はダラけ放題である。うっかり踏んでしまわないように。



2017年6月4日日曜日

整理術の本 2冊


最近書店で見かけるようになった「整理術」の本。
紙の文書の整理、手帳の使い方、机の整理……。
両書とも、特定の執筆者が持論を語る風でなく、文具・事務用品のメーカーの人やら、一般の会社……大手企業の社員の方々への取材の結果をまとめたものとなっている。

私が新入社員だったころ、こういう本って見かけなかったような気がする。
KJ法のような個別の方法論はあったけど、基本のキ(と、されているところ)をわざわざ説明するような本を見た記憶はなかった。
もっとも、私はプログラマとして入社したので、書店で真っ先に行くのは技術書コーナーだった。私が無関心だっただけかと思っていた。

しかし、「整理術の基本」の方の本の帯にあたる部分には「だれも教えてくれない」とある。
私のように、なんとなく「教わり損なった」と感じる中年、「なぜ教えてもらえないのだろう」といぶかる若者は実は多いのかもしれない。

プログラマとして入社した私はもちろん、プログラマとして入社後の教育を受け、その中にコンピュータを使わない仕事についての講義はなかった。
実際に配属されたあとも、基本は見様見真似。職場のローカルルールへの違反を咎められることはあっても、「なっとらん!」と、この出来の悪い若者に「何がどうあるべきか」をイチから叩き込もうという先輩社員はいなかった。(もちろんコンピュータ・システムに関してはいた)

思い起こせば、私はもともとノートをとるのが苦手な子供だった。書くことに集中すると教師の言葉が耳に入らない。で、私が優先したのは教師の講義を耳で聞くことと居眠りすることだった。そうすると黒板の文字を書き写すのが精一杯。
学習雑誌などに、ノートのとり方などが記事として載ることはあった。が、きれいな文字で整然と書かれたその例は私にノートを取ることの困難さを印象づけるだけだった。私はろくにノートを取らない学生になった。

社会人になって周りが手帳とか使い始めても、自分は相変わらずアナログ筆無精のままだった。プライベートの用事は週末にしか入らないし、平日の仕事は会社の外に出したくない。よって手帳を買っても中身は真っ白。その年が過ぎたら単なる紙ゴミである。定例の会議以外にアポイントをとるような事もめったにないので、気が向いて何か書いても読み返す機会がない。何も情報がないのをわかっているので、手帳の読み返しは結局習慣づかなかった。

できない者はできないまま放置。できる人は独学で苦労。その構図を崩すこのような本が出てくるようになったのは、ホワイトカラーの生産性向上に関するプレッシャー……に端を発するストレスの増大だと思っている。
大事の前の小事。大切な仕事に取り掛かる前に、目の前のハエを追い払おう。後顧の憂いを絶とう。
我が仕事を妨げるものは悉く排除せよ。我に我の仕事をさせよ。 Order!