江戸東京たてもの園を出て、都立小金井公園の北口方向へ。
都内は「例年より早い」との予報から、「もうちょっと待って」と保留されての桜シーズン。しかも寒暖差が激しく、今日咲いている桜がいつ散るか分からない状況である。そんな中に、ミロのビーナスを思わせる美しい姿の樹があった。小金井薄紅桜。
上流端というのは河川として管理されるのがここから、という意味らしい。実際にはさらに上流があるが、蓋をされている上に、私有地に入ってしまい、辿ることができない。大学の構内の隅、さらに隣接したゴルフ場。そこに湧き水があって、それが源らしい。
それでも、道路を辿って石神井川の下流を、と探っているうちに土手みたいなところに出くわす。もしかしたら堤防みたいなもの?と思ったが、むしろ川の流れを垂直方向に遮っている。
「馬の背」と言うらしい。石神井川の谷を横切るように水道管を渡すために、土手を盛った場所とのこと。
「馬の背」と言うらしい。石神井川の谷を横切るように水道管を渡すために、土手を盛った場所とのこと。
コンクリートの板を並べて、鋼板で押さえつけ、倒れないようH字鋼で支える。柵渠というらしい。その下に見える川底には雑草が鮮やかな黄色い花を咲かせている。
私好みの風景である。きれいと思うか、汚いと思うか、人によって評価が分かれそうなところも含めて。
私好みの風景である。きれいと思うか、汚いと思うか、人によって評価が分かれそうなところも含めて。
川岸の多くは私有地で立ち入り不可だが、それでもたまに川沿いが道路になっているところがある。いつの間にか、川の流れが無くなって、川底の土が露出している。水が消えるわけもないので、川底より下を流れている、いわゆる伏流水というものかと想像する。
歩いて行くうちに、普段は児童遊園として使う前提の調節池を見つけた。川岸の一部が、一段低くなっている。その高さを越えた水が児童遊園に流れ込み、野球している少年たちが溺れる、そんな仕掛けだ。
川岸が私有地というか、もろに民家。川との間にワンクッションもない。ということは、よほど人間に優しい、安心安全な川なのだろうかと思っていた。が、調節池があるということは、やるときはやる川だったのだ。
川岸が私有地というか、もろに民家。川との間にワンクッションもない。ということは、よほど人間に優しい、安心安全な川なのだろうかと思っていた。が、調節池があるということは、やるときはやる川だったのだ。
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