2022年8月7日日曜日

相模川ふれあい科学館

 最近買った、こんな本。


「イラストで読む建築 日本の水族館 五十三次」。日本全国の水族館を、建築物としての観点から紹介していく本だ。
「沖縄美ら海水族館」「アクアマリンふくしま」みたいな巨大、かつ特徴のある建築物はもちろんのこと。「山梨県立富士湧水の里水族館」みたいな、小規模ながらも尖った特徴を持つ水族館も写真とイラストで解説している。美ら海水族館(総水量1万トン)と湧水の里水族館(総水量300トン)に割くページ数が一緒の水族館本って、なかなか無いのではないだろうか。
生き物の解説は全くと言っていいほどない。その代わり、各館の設計者や施工会社がスペック表になって載っている。
私のフェイバリット水族館である「しながわ水族館」のページもある。アザラシ館のおかげか。残念ながら「カワスイ」は載っていなかった。既存のビルにテナントとして入っているだけだから仕方が無いか。(あれはあれで大変な工夫と苦労がありそうなんだけどなぁ)
また、「板橋区立熱帯環境植物館」が無いのも残念だった。植物園の「底」の一部が水槽になっていて、そこに巨大エイのチャオちゃんが……。まぁ、こういうところまで取り上げたらキリがないか。

この本の記事を読んで、久しぶりに行きたくなった館がある。
「相模川ふれあい科学館 (アクアリウムさがみはら)」(総水量110トン)だ。
前述の本の記載ではないが、「かながわの建築物100選」にも選ばれているらしい。

「癒やしの空間」として取り上げられることの多い水族館だが、私はここに来るとテンションが上がる。

エントランスからメインフロアに入る通路にある謎の水車。たしか何かの機能を果たしていたような気がするがもう思い出せない。

当館メインのコンテンツと私が勝手にみなしている「流れのアクアリウム」。半円形の建物の外周をグルッと囲むような水槽が設けられ、相模川上流から河口までの各地域を再現している。
上流から下流にかけて高低差があり、水は水槽の端を越流して下流側の水槽へと流れ、人間はスロープを歩いて降りる。(順路設定はないので遡ってもよいが)
写真はダム湖。相模川なので当然ダム湖がある。ここでは(なぜか)ブラックバスやブルーギルとニホンウナギの3種が飼育されている。

ダム湖があるので、当然ダムもある。左岸下流側から撮影。なんと、このダム、洪水吐(自然越流式?)から、年中通して放流しているのである!
副ダムはないが、後から増設されたとおぼしき、プラ板の減勢工がある。

管理運営は安心の「江ノ島水族館」。
ほら、こんな賞まで受賞している。

屋外水槽「湧水と小川のアクアリウム」は上流中流下流の3層に仕分けされた魚たちに、2種類のエサを与えることが出来る。以前来たときより増えてる?

「天から金が降ってきますように」と祈りながらエサをふるまう。
食べ方の違いが、魚種によるものか、視界の良し悪しによるものか、はたまた腹の減り具合によるものか。それは分からない。

タッチプールのザリガニさんは、お疲れ気味。

この施設で一番好きな展示かもしれない、魚道のコーナー。でもホンモノは小規模の物しか見たこと無い。

そして突然に現われる岩石のコーナー。

水上散歩水槽。身長の不自由なお子様方でも上から魚を観察できる。
(前来たときには無かったような……)
掃除するのが大変そうに思えたが、他の水槽も大差なし?

2022/9月まで、特別展「アマゾン展」が行われている。
正直、「神奈川県民はカワスイ行っとけ!」と思わなくもない。

でも、このペイズリーっぽい柄のエイ(プレシオトリゴン・ナナ)は初めて見たな。

頻繁に「通う」にはちょっと遠いが、たまに行って「変わったところ、変わってないところ」を確認しに行きたい。そんな場所。

2 件のコメント:

  1. 相変わらず面白そうなところに行っているなぁ。
    上の本は買うか迷っていたところ。やっぱ面白そうだね♪
    今度気仙沼シャークミュージアム行こうね~

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    1. 今でも行ってみたい宮城のスポットの筆頭です<氷の水族館&シャークミュージアム (次点は八木山動物園)
      しかし、気仙沼は遠い……。

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