2022年11月6日日曜日

相模川

そもそものきっかけは、ここ。相模川ふれあい科学館
魚道の展示コーナーがあって、相模川にある魚道の数々が示されている。

そろそろ実物を……と思いつつ、暑いのは嫌だし寒いのも嫌だし……で、「まぁ、秋になったら」くらいの時期感で見ていた。
夏が終わったと思ったら、いきなり冬の気配が訪れたので、雪が降り始めないうちに見に行く。


相模線 社家(しゃけ)駅。決して難読というわけではないが、何度も読み間違えそうな地名だ。ここから相模川に向かう。

相模大堰。多摩川の堰も見た事あるけど、ここはひときわ大きさが際立つなぁ。
ゲート室がガラス張りだ。

管理橋は近年、一般に開放されていて、間近からとは言わずともゲート室とその中にあるゲート巻上機を透かし見ることができる。

左岸の魚道の上流側を見たところ。おそらく中央の広めの主魚道がアイスハーバー式魚道。脇の副魚道はハーフコーン式っぽい。

魚道の下流側。盛大に水があふれ出している。比較的大きい、あるいは元気な魚に「こちらに泳ぎやすいところアリ〼」とお知らせする「呼び水」というものらしい。

右岸側。フラップゲートが上がって水をせき止めており、こちらは休業中らしい。点検・清掃等に備えてのものだろうか。

後で知ったが、相模大堰の魚道には覗き窓があり、時期によっては公開され、見せてもらうこともできるようだ。水族館ではないから、魚が通るところを必ず見られるわけではないのだろうが。


相模大堰のすぐ東は首都高。高架の下は柵で覆われているが、その中に普段は立ち入れない謎のビオトープが。説明書きがあるので、一般公開日とかのイベントはありそう。(神奈川県内広域水道企業団 社家取水管理事務所の敷地)

見たいものは見た。そんな感じになったので、相模線で次の目的地へ。寒川駅から相模線沿いに歩く。子どもの頃から単線の線路を見ないで育ったので、相模線とか実際以上に田舎を感じてしまう。(列車の本数は相模線は少なくない)

寒川取水堰。こちらには管理橋がないので、下を覗くことはできない。最寄りの橋、下流にある神川橋から。

両脇にあった相模大堰と異なり、こちらの魚道は真ん中に設置されているので、一層近寄りがたい。魚道の周りには、溯上する魚を狙ってたくさんの水鳥が集まっている。

左から、舟通しデニール式魚道、呼び水水路、階段式魚道。

寒川取水堰の左岸側には「川とのふれあい公園」がある。せせらぎとため池みたいなものもあるが、水源が止まっており、今ため池に残っているのは雨水のようだ。

晴れていたら、「ここから富士山が見える」はずだったスポット。「相模川八景 寒川宮山の富士」。

取水堰の概要の説明板も公園内に設置されている。

ダムと違って、下流の堰は平地にあるので、坂道が少なくて助かるなぁ。こっちももっと開拓しよう。


ちょっと東にあるいたところに、神奈川県水道記念館。県営水道の始まりの地、最初のポンプ所の建物を改装したかっこいい建物だ。

記念館自体の展示はコロナで休止中。ただし、休憩スペースとして利用が可能なので、建物に入って、ダムカードをもらうことはできる。寒川取水堰にはダムカードがある!ダムじゃないのに!(むしろ、なぜ相模大堰にはダムカードがないのだろう……)


河童の鎮座する噴水、近辺の自治体から寄贈された木々が植えられた庭のせせらぎなど、屋外も素晴らしい。
記念館自体が休業しているのに、散歩に来ている客がいるくらいだ。

神奈川県の水道の始まりの地であることを示す石碑。葉山が皇族の別荘地になったんでカッコいいところを見せたい、みたいな文言。上野恩賜公園とか、色々なところで間接的に恩恵を受けてるなあ。(まぁ、原資は税金なんだけど)

こうなると展示部分も見てみたいな。遊具っぽいのはともかく、2階の水源探検ゾーンが気になる。東京都の水の科学館も、そっちが面白かったし。


寒川市観光協会にて。いや、わからんからね。梶原景時とか。(この中の誰かが景時なのか)
『鎌倉殿』観てなかったからなぁ。

2 件のコメント:

  1. 相変わらず渋いとこ巡ってるねぇ
    しゃけ駅・・・なんとなくシンパシー感じる(^^;)

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    1. 一般的には寒川神社とかに行くんでしょうね。寄ろうかとも思ったんですが。

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