書こう書こうと思いつつ、後ろに倒れてしまってた。
「バットマン・ビギンズ」
タイトルは「メイキング・オブ・バットマン」の方が良かったのではないかと思った。
会社に放置されている数々の備品をバットマンの一部に取り込んでいくさまが見事だったのだ。秘密基地やバットスーツを手作りしていく主人公たちに、地続き感という奴とか、ファンタジーを越えたものを感じたのだ。
主人公がヒーローとして立とうと決意するまでの過程にも説得力があった。(個々のシチュは荒唐無稽なのに)
「スター・ウォーズ エピ3」
途中(ラストバトル)で寝ちまった。
帰宅後、「髑髏城の七人(アカドクロ)」のDVDを見直したことを考え合わせると、SWの殺陣によほど物足りなさを感じたのだと思う。実際、動きが激しいだけで、達人同士の戦いに見えない…という不満は前回からあった。
全体の状況も、フォースの光闇両側面のせめぎあいというより、ジェダイとシスの単なる権力闘争に見えた。アナキンがダークサイドに堕ちる、その決意の重さも私はつかみ損ねてしまったっぽい。(いかにも悪人ぽい所業として子供の虐殺がありはするんだけど…フォースの暗黒面って、その程度のもん?)
パルパタイン皇帝の背景が「最初から悪人でした」ってだけで済まされるのも不満といえば不満。実質的な権力を握っている状態で、今更「皇帝」を名乗る必然性はないわけだし。それになんで「第一」銀河帝国なんだ?
一緒に観てた他の人は一様にホメていた。私が期待しすぎてたのかなぁ。
「鋼の錬金術師 シャンバラを征く者」
まぁ、面白い。TVシリーズを楽しんで観ていた人には勧められる。そうでない人は観ないほうがイイ。
「映画になりきれてなくて、TVの最終回スペシャルだよね」一緒に観に行ったメンツほぼ全員の見解。パンフを読むと、実際、スタッフもそのつもりで作っていたのだと分かる。
テーマは個人と世界の関わり…とかいうと途端に奈落に堕ちて「ガンダムSEED」化しそうなものなのに、清々しささえ感じるのは、キャラを通してスタッフたちの潔さなりドロドロなりが伝わってくるからか。テレがないというか直球勝負というか。
ところで、最後のカップリング、私は相手は伍長が良かったと思うんだけど。
「え~~~~」「おいおいおいおい」「どうすんだよこれから~」
どよめく客席、投げっぱなしEND。(ま、それをやらないのがハガレンのいいところだ)
あ、私は「ガンダムSEED」も結構評価してますよ。現代の若者の世界観というか、彼らが考えていること(そして、考えていないこと)をうまく掬い上げていると思う。1stの時代と違って、オッサンの渋いセリフがありがたく思える時代でもないから、「自分たちで考えようよ」という呼びかけ自体は有効なんじゃないのかなぁ。