2006年12月31日日曜日

3代目襲名

 3代目のキャラもすくすくと育ち、一人だちが可能になったので、1代目であるレストをそろそろ引退させて、3代目に後を継がせることにした。
 さぁ、「継承」の儀式だ!

 さっそく、継承元にしたいレストを人生のゴールたる「継承の門」に飛び込ませた。(下図)


 レストは異世界に送られ、継承の女神様と会った。
 継承先のキャラに能力を引き継ぎ、その名前や背格好を決める。(下図)


 新キャラの名前はウイスキーの銘柄からとって、「グレンリベット」にした。
 サイズの確認用にNPCと並べてみた。諸々のデムパ発言でカルガ住民を引かせる不思議少女、キュベレ嬢である。(下図)

2006年12月20日水曜日

ゾイド・ジェネシスDVDボックス vol.3

 https://www.tv-tokyo.co.jp/anime/zoids_g/

 ボーナスが出るたびに1箱ずつ買ってきたDVDボックスもこれで最後。背負っていた肩の荷がようやく降りたって感じ。

 物量で敵に圧倒され、味方は言うことを聞かず、知恵比べでは敵に読み負け、せめて奇襲をかけようとすれば運悪く発見され…。戦っては負けて、その度に離散と雌伏を繰り返す。思えば、なんてヒドい「子供向けロボットアニメ」だったんだろう。

 物語が終幕に向けて一気に盛り上がるこのボックスも例外ではなく。
 立てこもった街を空襲され、村を解放しては再占領され、妥協と説得でやっとこさ増やした味方をたった1機の敵に壊滅させられそうになったりしています。

 何度見ても涙が目に沁みる…。やっぱ、好きだ!このアニメ。


2006年12月17日日曜日

横浜カレーミュージアム

http://www.currymuseum.com/ (リンク切れ)

 職場の後輩と一緒に行ってきた。
 目的は木多郎のスープカレー。

 全国のカレー屋がビルの2フロアの中にひしめいていて、その中を食べ歩けるカレー天国である。
 1つのカレーを1人前いただく事も、たくさんのカレーをちょっとずつ食べることも出来る。私は木多郎のスープカレー1人前と琉球カレー、インド白カレーを半人前ずつ食べた。

 残念なことにスープカレーはちょっと冷めていて、辛さも足りなかった。(後で気づいたが、辛さは選べたらしい)その分、トマトの味を感じることはできた。

 …ということで、レシピを改訂。

偽スープカレー(H18/12版)の材料・2人分:
 鶏がらスープのもと:小さじ 2
 ガラムマサラ   :小さじ 1
 水        :300ml
 トマトピューレ  : …分量検討中

 具材は、野菜・肉などを適当に。具材はかなり大きめに切って、その代わり長時間加熱しないと雰囲気が出ないようだ。

2006年12月6日水曜日

トムヤムクン


 ディスカウントストアで買った「トムヤムクンセット」を使ってみた。

魚貝とマッシュルームを使うのだけど、手ごろな分量のエビや貝が見当たらず、結局冷凍のシーフードミックスで作ることにした。なので、うれしさも中くらいなり…といったところ。あと、ちょっと、色が毒々しいような気がする…。

2006年11月26日日曜日

Qステア


http://www.takaratomy.co.jp/products/qsteer/ (リンク切れ)

 私としてはとても珍しい衝動買い。

 さっそく、部屋の中を走らせてみる。
 左右にハンドルを切り、前進後退。さらにスピードを上げる「ダッシュ・ボタン」なんてのもある。こりゃ、すごい。

 かつてチョロQにハマったこの身。小さなボディに詰まったギミックを考えると、技術の進歩とその低価格化に驚く。驚きつつも、やっぱり、チョロQのあのゼンマイ・エンジンがとても懐かしく思い出された。チョロQ改造の本とか、読みあさったなぁ。

 走り終わったスカイラインGT-Rの裏を観てみたら、タイヤに埃がびっしり。次に遊ぶ前に部屋の掃除をしなきゃだわ。

2006年11月8日水曜日

バトン

えいぢさんから回していただいたバトンです。
「なんだ普通じゃん」と思っていただけたらこれ幸い。

1.「似合う」と言われると嬉しいものはどっち?
・帽子 ・サングラス
→「サングラス」
 借りてみたとき、なぜか皆に爆笑されたんだよなぁ。

2.ほっかほかのたい焼き、どっちから食べる?
・あたま ・しっぽ
→「あたま」
 直感的に頭からの方が食べやすいと思っていたんだけど…。
しっぽから食べるのって、ソフトクリームを下から食べるような
ものじゃないでしょうか。

3.漫才コンビを結成!自分はどっち役だと思う?
・ボケ役 ・ツッコミ役
→「ボケ」
 これはもう経験的に。 

4.もらえるならどっち?
・今すぐ貰える10万円 ・半年経ったら貰える100万円
→「10万円くれ!今スグ! 」
 半年経つ前に忘れている可能性が高いです。

5.おいしいサバ料理、あなたはどちら派?
・塩焼き ・味噌煮
→「半分ずつでいいから、両方ください」
 スーパーの総菜コーナーでほぼ交互に買っているハズ。
 他の魚なら断然「塩焼き」派なんですけど。

6.夏の萌えコスはどっち?
・水着 ・浴衣
→「水着」
 浴衣の良さはいまいち分かりません。
 
7.では、王道の萌えコスはどっち?
・メイド ・巫女
→「巫女」
 メイドにはむしろ苦手意識があります。
消去法で巫女さん。
 好きなのはナースですが「萌え」よりも「燃え」な強面の職業だと
思います。

8.暇な休日、やる事といえばどっち?
・寝て過ごす ・趣味に没頭する
→「寝て過ごす」
 実際には飲みに、買い物に、食事に出かけてることが多いです。
 特に用事がなければ睡眠時間を増やしたいです。

9.飼うならどっち?
・犬 ・猫
→「猫」
 猫アレルギーがあるので実際にはかなわない夢です。

10.最後にトップに公開されてるマイミクか、
  足跡のどっちかで5人に回してね。

 私と同時にバトンが回った他のメンツとカブらなさそうな
方の中から選ばせていただきます。
 ガブ・ポッシブルさん
 臨川庵@禁煙中さん
 ホーネット緋色さん
 えめさん
 あにまどんさん

お暇なら…お願いします。

2006年10月10日火曜日

秋の新番組

 秋の新番組ラッシュも半ばを過ぎた頃。
 録画予約の枠の中を生き残った作品の中から、ツボに入ったもの、あるいは他の人が見ていなさそうなものを何作かご紹介。

「ヤマトナデシコ七変化」
 ダサ女を、4人のイケメンが寄ってたかって「素敵なレディ」に育て上げようというお話。
 女性向け作品なのに妙にノリが合うとおもったら、ワタナベシンイチ (リンク切れ) 監督作品だった。

・「パンプキン・シザーズ」(リンク切れ)
 戦災復興のための諸活動を任務とする部隊「パンプキン・シザーズ」が、夜盗化した元軍人などと戦いながら、真の平和の回復を目指していくお話(っぽい)。
 ヒーロー:三宅健太、ヒロイン:伊藤静という組み合わせが、「その後の『ゾイド・ジェネシス』」を期待させる。
 どうか、作り手のテンションが途中で落ちませんように…。

「金色のコルダ」
 音楽の妖精に見込まれた普通科女子が音楽科のイケメン達とコンクール優勝を競う。
 原作はコーエーの女性向け恋愛シミュレーションなので、真っ先に録画予約から外れそうな作品だった。各キャラが、それぞれ得意な楽器を持っており、ひょっとしたら音楽面で楽しませてくれるかも…とちょっとだけ期待。

・「コードギアス」(リンク切れ)
 超大国に占領された未来の日本。祖国解放を望む二人の少年が生き方の違いから対立していく(のかな?)。
 留守録を見たその日に、映画『日本以外全部沈没』を見てしまい、相乗効果で盛り上がってしまった。
(松尾貴史が『日本沈没』と『日本以外全部沈没』の両方に出演しているのは大人の事情的にマズくないんだろうか…)

・「ときめきメモリアルOnlyLove」(リンク切れ)
 萌える萌えない以前に、明らかにおかしい。なんかヘンだ。尋常でないものを感じる。
 この違和感の正体を掴むまではwatch対象としたい。


以上、いつもながら一点豪華主義なセレクションだ。

2006年9月24日日曜日

県立ぐんま天文台


 「あんたら素人の腕時計と、俺の日時計、どっちが正確か試してみるかい?」

 …そんなことは言わなかったが。

 会社の天文サークルの合宿で「県立ぐんま天文台」の施設見学に行ってきた。

 敷地の半分は、古代・中世の天文観測機器を再現した(=天文台の立地にあわせて再設計され、実際に使用できる)巨大なモニュメント群に占められている。解説員さんにその使い方を教えてもらうと、見学者はその観測精度に驚いていた。実際、巨大な日時計の針が目に見える速度で1分、2分と進んでいくのを目の当たりにすれば、(地球の自転の速さを知識として知っていても)驚くって。

 標高885mの山中に築かれたそれは天然の要塞。
 車のヘッドライトによる光害や駐車場のアスファルト熱から観測機器を守るため、来館者は600mにおよぶ遊歩道を登らねばならない。なにしろ城下町たる高山村には灯火規制(平成10年「光環境条例」)まで布かれている徹底振りだ。


 「おまえさん、日本じゃ三番目だ」

 天文台の主力兵器たる150サンチ反射望遠鏡。望遠鏡の火力はほぼその口径で決まると言われ、その口径においては日本で三番目に甘んじている。甘んじているが、あいや待たれよ、紳士淑女の皆様方!この望遠鏡、このクラスの望遠鏡では珍しく「直接人間の目で覗く」ことが出来るのだ!しかも、この「人間」の中には、貴族階級たる研究者のみならず、我々一般ショミ~ンも含まれる。
 「お天道様の目が届かぬ、晴れた日の夜においでなさい」
 私が行った日は残念ながら曇天で観望会は中止であった。残念!

 総花的な内容をチョボチョボと、という先入観を「天文台の見学コース」に対して持っていたが、この天文台の見学コースは、身近な天体である太陽(太陽望遠鏡に映し出された直径1mのリアルタイム太陽像とかだ!)および天文台の要たる反射望遠鏡とその仕組み(赤道儀式と経緯台式の長短とか…この天文台には両方あるよ!)に的を絞り、それぞれをお腹一杯のボリュームで見せてくれる。


 なお、天文台付近に稀にクマが降りてくることがあるとのことで、来館者は前述の遊歩道を歩く際には熊を避けるために鈴を身につけ、あるいは遊歩道に設置された鐘を鳴らしながら移動するしきたりとなっている。で、クマよけの鈴は売店で土産物として売られてもいる(写真)。

https://www.astron.pref.gunma.jp/

2006年9月17日日曜日

スープカレー用スープ

 スープカレーが食べたい。

 しかし、本場の札幌に行くには、時間、金、エネルギーが足りない。
 じゃぁ、レトルトで…とも思うが、スープカレーのレトルトは、普通のカレーの2~3倍くらいの値段がする。

 せっかくだから、自作してみるか…と思いたち、ステップ1として作ったのがコレ。


偽スープカレー(H18/9版)の材料・2人分:
 鶏がらスープのもと:小さじ 2
 ガラムマサラ   :小さじ 1
 水        :300ml

 具材は、野菜・肉などを適当に。


 土曜の夜には、ガラムマサラ抜きで鶏がらスープの味を確認し、日曜の昼にガラムマサラを加えて「カレーっぽい味」が成立するかどうか試してみた。
 食べてみたところ、ガラムマサラのおかげで、とりあえず辛さは十分だ。次回はゴハンと合うかどうかを試してみることにする。
 あと、他人にとってもスープカレーであることを担保するために、本物のスープカレー(のレトルト)の味も確かめておきたいところ。


(参考)本格的に取り組んでる人のサイトはこちら…
  THE SPICE ROOM (リンク切れ)

定期バザー・イベント「大樹祭」


 有志による定期バザー・イベント『大樹祭』に出店した。

 スキルも大して伸びていない私のキャラである。さして珍しい品物を出品することもなく、ありふれたヒーリングポーションを多少安めにご提供という、あまり芸のない店になった。そのあたり、看板をみていただければ一目瞭然だ。(写真)

 しいて、今回行った工夫を挙げれば、「工房」「銀行」のカードを駆使して、店頭在庫が無くなり次第、その場で追加生産&商品補充ということをやってみた、というのがそれだ。今回の場合は店頭に並べる商品の数の4倍くらいの材料を銀行に確保してあった。

 イベントは、定期で開催されていることが強みになっているのか、今回もなかなかの盛況振りであった。
 私自身はと言えば、前述した追加生産も3回ほど行い、材料の半分以上を使った。ただし、扱う商品の単価が何しろ安いので、売上金額は微妙だ。

 次回の開催予定はは10/07。アリアバート神殿街、とのこと。


*1 ポーションそのものを銀行に置いておけばよさそうなものだが、そうしないことには理由がある。ポーションを作るには複数の材料が必要だが、ポーション1本はその材料全てよりもかさばり、銀行の容量を圧迫するのだ。

2006年9月4日月曜日

ウサミミ仮面のあるばむ


とうとうねんがんのアルバムをてにいれたぞ!

「おねがいマイメロディ くるくるシャッフル!」
 https://www.tv-osaka.co.jp/mymelo_kurukuru/

 作中で、主人公のマイメロディ(通称マイメロ。一部ではさらに略して「通称」と呼ばれる)をお助けするヒーロー、「ウサミミ仮面」の(非公認)キャラクターソング集だ。

1.「おれはウサミミ仮面」
 とてもカッコいいヒーローソングだ。カラオケで歌いたい。

2.「夕陽のマリオネット」
 ウサミミ仮面の中の人が秘める虚無を歌った曲。(「哀愁」じゃなく「虚無」であるトコロにヒーローとしてのウサミミ仮面の特徴がある)

3.「好き好きウサミミ仮面」
 硬派な1番とはうって変わったナンパなヒーローソングだ。これを1回聞いただけで「魔女っ子メグちゃん」のパロディだと見破った人は……いや、一般常識の範囲だよね。

4.羊のブルース
 ウサミミ仮面の従者、「しつじ仮面」の忠誠の歌。シンプルだが自分で歌うのは大変そうだ。


 このウサミミ仮面をめぐるドラマ。これが本作の主軸になると踏んでいる。
 歳を取るとともに涙もろくなってきた私のこと。最終回でマジ泣きしてしまう自信が70%ほどある。実際泣けたかどうかは別途御報告する予定。

時をかける少女

 時をかける少女
 http://www.kadokawa.co.jp/tokikake/ (リンク切れ)

 観に行ってまいりました!

 ゲド、カブトを観に行った上に、さらにこの映画を見ようという理由は二つほどあった。
 一つ目として、「評判がいい」という評判を聞いたというのがある。
 二つ目は、「ひみつのアッコちゃん(98年度版)」「デジモン」等で怪作や快作をしばしば放っていた細田守監督の作品であるからだ。細田監督は、原作付きのアニメを面白おかしくアレンジしてくれる、私の好みのタイプの監督の一人だ。

 ふたを開けてみたソレは、速球でかつ直球ど真ん中な面白さを持つ作品であった。

 ストーリー:面白い
 キャラクター:魅力的
 …‥・

 良い素材を、真心込めて、丁寧に調理した、ただそれだけの料理。アニメファンとしての根元的な部分に訴えかけてくる。アニメであることへの照れが感じられない。
 「タイムリープの表現が『デジモン』の電脳世界」とか、心の中でツッコんでる場合じゃないよ!>心当たり

 皆、評判を聞きつけてきたのか、立ち見の客までいる盛況振りであった。
 隣のカップルが声を上げて笑ったり、すすり泣いたりしていた。不思議と腹が立たなかった。


 今後、見たい映画:「日本以外全部沈没」「パプリカ」(筒井作品の映画化って事で)。それと、「おいしい殺しかた」も観に行きたい(こっちは役者目当て)。

2006年8月25日金曜日

対デモニカ


 ベルアイルをプレイしていて、普段あまり意識することは無いのだが、一応、「デモニカ」というオフィシャルな敵がいる。

 このデモニカ、たまにフィールド、場合によっては人里近くまで降りてきて悪さをするので、村の皆総出で狩りをすることになる。(「狩られながらも何とか押し戻す」と言うほうが正確か)

 継承後の子供のキャラもそこそこ育ってきたので、この「対デモニカ戦」に初めて加わってみた。とは言っても、遠巻きにして矢を射掛けるだけといったチキンぶりである。(画像)
 相手の攻撃を受け止めることは全く想定していなかったのだが、私の小ざかしい戦いぶりが癪に障ったのか、不本意にも時折反撃を受けることになった。
 その結果、防御魔法や回復手段無しでも2発は敵の攻撃を耐えられることが分かった。1発で逝ってしまうPCも少なくないので、私のキャラは比較的恵まれた体格の持ち主ということになる。
 次回は壁役になって戦線を支える方向で挑んでみたい。


ps.リアル都合で私自身は参加しないが、ユーザー主導イベントが企画されているので紹介しておく。

 定期バザー・イベント 「大樹祭」
  8/26 22:00 カルガレオン神殿街にて

 相場より安価に、あるいは普段は取引しないような珍品を、という心意気で、生産者有志が集うイベントなので、お暇なら見物に行ってあげて欲しい。

2006年8月22日火曜日

劇場版ボウケンジャー&カブト

 ビール片手にキッズ映画鑑賞。

・轟轟戦隊ボウケンジャー「最強のプレシャス」
 レッドとその父親との再会を主軸に据えた明快な作品。
 TV放送は早々に切ってしまっているのだが、劇場で改めて見てみるとなかなか楽しいギミックが多い。TVの方も復活しようかなぁ。
 

・仮面ライダーカブト「GOD SPEED LOVE」
 TV放送とは異なるパラレルワールドでのお話。
 秘密組織ZECTが支配するディストピア的世界の中で、TV本編とはちょっと性格の異なるライダーたちが…分かりにくい。
 やや大人向けというか、シリアスな展開だが、大人にとっては少々物足りなく、子供にとっては退屈で間が持たない、虻蜂な作品になってしまっていると思う。

 以下は映画の評価とは別の、個人的なポイント:
 ・ゲストのライダーの役者はなかなか面白かった。大和鉄騎(仮面ライダー・ケタロス)役の虎牙光揮…って「富豪刑事」の運転手さんか。
 ・最強のライダー、仮面ライダー・コーカサス(武蔵)の衣装は劇団新感線のデザイナー(&元役者)である、竹田団吾の手によるもの。
  なのに、じっくり観れるチャンスが少ないのがかなーり残念であった。


ps.田所役の山口さんって、私と…。
 (自分の顔に責任持たなきゃならない年齢まであとx年)

2006年8月21日月曜日

ゲド戦記

(以下、ネタバレ注意)


 昔好きだった原作をジブリが映画化する、というので製作発表当初は大いに期待していた。映画化の内容を聞いたり、あるいはCMで実際の映像を垣間見れるようになって、その期待も雲散したが。
 結局、原作に対する義理立て、という理由で観るだけは観ようということにした。映画を観るにあたり、原作を読み返すこともしていない。劇場で暴れだすかもしれないからだ。

 「深夜のTVでやってる萌えアニメのうち、凡庸なものを一つ選んでジブリに製作させてみたら、こんな内容になるかもしれない」

 映画を観終えて、まず最初に思いついたのがこれだった。

 アニメの映像としては全然悪くない。反面、新鮮さを感じることも、既知の技術の組み合わせの妙を感じることも無かった。過去の作品のカッコいい、あるいは美しいシーンをピックアップして作ったかのようだ。

 役者については、決して上手な人ばかり、というわけではないが、あえて欠点として挙げるほどひどくも無いと思った。まぁ、私は上手な役者は評価するけど、下手な役者が気に触るということもない、便利な観客なので。

 観ていて「こりゃヒドい」と思ったのはストーリーというか、キャラクター表現の貧弱さとか、心の動きの説明不足だ。
 例えば、登場人物同士が絆を深めていく過程がよく分からない。アレンとテルーはどうやって真の名を交し合うほど急速に信頼を深めることが出来たのだろう。
(この世界「アースシー」では真の名を教えることは即ち相手に命を預けることを意味する)

 アレンがテルーの歌を聴いて「お、ちょっとかわいいかも」と思ったとしたら、それは分からないでもないのだけど、その逆、テルーがアレンに打ち解ける理由が想像できなかった。まさか、ジャイアンみたいに「歌を聴いてくれる人=心の友」という図式があるわけでもあるまい。
 むしろ、私自身が何か重要なシーンを見落としている可能性が高い。そうでなければスタッフが重要なシーンを描き忘れているのか、だ。いっそ「テルーはツンデレ」で説明の代替とするか。(最初に思いついた形容が前述「萌えアニメ」であったのは、この辺りの描写に感じた不自然さに由来すると思う)
 もちろん、ここに非モテ系の僻み妬み、あるいは無知が含まれていないとは言わない。この謎が解けることで多少なりとも女性の気持ちが分かるのだ…という話でもあれば、ぜひもう一度劇場に足を運びたい。

 アレンが冒頭で罪を犯したり、その後贖罪の旅に…という件も、ひどく軽い、というか、まるでどうでもいい事柄であるかのように扱われているような気がした。
 ゲドとクモの対立点も特にストーリーの本筋に絡んでいるのか良く分からないうちに終わってしまった。

 冒頭で『エアの創造』を引用する一方で、この映画、人間の二面性とか、その間の葛藤とかをきちんと描こうとしていないような気がする。
 気がする、というのは「作り手の側にその意思が無かった」と断言するところまで至らないからだ。作り手は(私には伝わりがたい何らかの形で)それを描いていたのかもしれない。
 結局、映画の中で何が描かれ、あるいは何が描かれていなかったかが良く分からなかった、というのが私の感想だ。

2006年8月13日日曜日

帰省

 帰省している。

 実家に帰って夕食を食べた後、中学校自体につるんで遊んでいた友人たちと一緒に、バーにウイスキーを飲ませてもらいに行く。
 飲ませてもらいに…という書き方になるのはウイスキーを好んで飲むものの、酒の銘柄に特に詳しいわけでもなく、「何かうまいウイスキーを…」とマスターに丸投げしているからである。
 マスターの方も、こちらの財布の中身を既に見透かしており、いい感じのウイスキーをいい感じの値段で飲ませてくれ、時折、ウイスキーや他の酒に関する薀蓄を披露してくれる。
 今回は、マスターお勧めの日本酒と、同じくマスターお勧めの他の店(!)を教えてもらった。
 後者は、私の心の故郷(こちらにも年2度ほど『帰省』している)にあるので、ぜひ知人を誘って挑戦しに行こうと思う。

2006年7月26日水曜日

継承しました


 息子が育ったので、継承を行った。
 「継承」というのは、親キャラで育てた能力を子供キャラにコピーし、子供を新しいプレイヤーキャラクターとして設定する、ベルアイル独自のシステムだ。
 私の場合、基本:戦闘、オプション:生産で、戦闘を少しずつ育てながら、生産スキルを代々乗り換えていく戦略。斧攻撃と防御を子に継承することとした。

 継承で一番苦労したのは、息子の名前。
 あらかじめ考えてあった名前含め、思いつく候補がことごとく「登録済」となってしまい、くじけて適当な名前を付けてしまいそうになった。

 なんやかんやでご披露かなった、息子のレベック。
 思いっきり美少年顔にしてみた。せっかくだから。

2006年7月23日日曜日

オトナアニメ

 ここ数年、アニメ雑誌を買わなくなっていた。
 もちろん、アニメを観るのをやめたとか、アニメを観る時間を減らしたなんてことはない。むしろ、増えているハズである。特にアニメ雑誌に取り上げてもらえないようなアニメを観ている時間が。そう、見たい作品の情報が雑誌に載っていない。問題はここにあった。

 そんな中、久しぶりに買ってみたのが、この『オトナアニメ』(リンク切れ)。

 目玉の『涼宮ハルヒ』特集を飛ばして、まず食いつくのは「オトナが見たいコドモアニメ30」。どれどれラインナップは…。
 『おねがいマイメロディ』『ゾイド・ジェネシス』『ガイキング』といった最近の作品から、『メダロット』『ロミオの青い空』『宇宙船サジタリウス』『はれときどきぶた』といった、やや懐かしめの作品まで。よし分かった!お前は俺だ。
 私が(アニメファンとして)さほど特殊な趣味の持ち主だというわけではない、そんなことを久々に確認できた約40ページ。

2006年7月17日月曜日

N・H・Kへようこそ!

http://www.kadokawa.co.jp/hikky/ (リンク切れ)

 これ、なんて『御先祖様万々歳!(リンク切れ)』…。

2006年7月16日日曜日

日本沈没

こんな『日本沈没』はイヤだ!

・終盤、日本もいよいよ終わりという最中、「-東京・アキハバラ- この地域にはまだ被害がない」のテロップと共に電気街の休日の光景が映し出される。

・沈没後、河童たちにより再建された日本国を、主人公が潜水艇で訪れる。

・主人公が「日本を救うスイッチ」一つ押して全て解決。相棒とワインで乾杯して終了。


 『日本沈没』を観てきた。一緒に見に行った者たちの間で「ネタバレ厳禁」の約束をしたため、たいへん書きづらいのだが、上記のような内容でなかったことだけは言っても怒られないだろう。ぜひ、劇場に足を運んで本当のトコロを確認して欲しい。

・キャストは私の好みに合うものであった。大倉孝二(リンク切れ)、村杉蝉之介(リンク切れ)など、比較的ゆるいキャラの配役が、特に。富野カントクは一目で分かった。新谷真弓(リンク切れ)も出ていたらしいが、どこに出ていたのかサッパリ分からなかった。
・映像的な面でのショボさは感じなかった。ショボさはないのだが、樋口監督の過去作品の延長線にあるとも言え、『ローレライ』等を見てきた人にとって目新しさを感じさせるものでは無いかもしれない。
・草ナギ剛×柴咲コウのラブストーリーとしてみれば、かなり地味めな内容。泣いている女の子も多数いたので失敗しているとは言いにくい。別に私自身も派手にやって欲しかったとは思ってないし。
・沈没という大ウソを成立させるためのギミックはまぁ丁寧に練られたものと思えた。一方、危機に対応するための人間様側の武器の数々も見ごたえアリ。
・う~ん、もう少し頑張って…と思えるところがなかったわけではない。


 でも、この映画、一番の見所はMacですよ。

 度重なる地震で対策室の施設も大きな被害を受ける中、停電以外のトラブルをものともせず、とうとう最後まで一台もダウンすることなく、対策室の機能を支え続けた多数のMac達の頼もしさ!堅ぇ、堅ぇよ、MacOSX。
 危機管理大臣(大地真央)の激務をサポートするPowerBookのスマートさ。
 主人公の同僚、結城(及川光博)のシール(プリクラ?)張られまくりのiMacが醸し出す暖かさ。
 Mac各機種の持つ商品性が、うまく演出のなかに取り込まれていたと思う。それはこの映画に限った話ではないのだけど。

 「たとえアメリカが日本を見捨てても、アップルは日本を見捨てません」

 …あ、ネタバレしちゃった。

2006年7月10日月曜日

結婚式


 今日、結婚式があった。
 BelleIsle [リンク先はファンサイト] での私のキャラクター、レストが他のプレイヤーのキャラクターと式を挙げたのだ。

 既に手続きとしての結婚手続きと子孫を残すためのアレコレは済んでおり、実際、子供も産まれて一年半近く経っているのだから、今さらながら結婚式を挙げるのは日頃世話になっているギルメンへの感謝なり義理立てという意味が強い。もし、ギルメンに見つかってなかったら(→TB先)、一切秘密裏のまま継承まで漕ぎ着けていたかもしれない。

 やるならジミ婚、という方向性については結婚前の段階で配偶者と意識合わせが済んでおり、趣向らしい趣向といえば、魔法の筆を用意して参列者の皆に子供姿になってもらったことくらいである。(写真)
 今更の話だが、記念品として魔法の筆を配ろうというところまで、実は結婚前に打ち合わせてあった。倉庫の肥やしにならない消費アイテムで、そこそこありがたみのある物を…という意図からだ。「せっかくだから、その場で使ってもらって『白雪姫と七人の小人』を気取ろう」というところは配偶者のアイデアだ。何しろ、結婚式の主役は何と言っても花嫁であるし、『白雪姫と七人の小人』の話には私自身もそれなりの思い入れ(*1)があったので、喜んでそれに乗った。

 簡素に、できるだけ簡素に…を合言葉に。「雨天中止」と断りを入れつつ執り行った式ではあるが、ギルマスのシュークがサプライズというか、主催者夫婦自身も関わっていない余興を別途用意してくれていた。
 彼自身の結婚式で行ったミニゲームの変形(*2)だ。簡単なゲームであるにも関わらず、皆楽しんでくれた。
 思えば人を集めておいて「式を簡単に」というのは新郎のわがままであったかもしれない。

 祝ってくれたギルメン(&元ギルメン)のみんな、たまたま飛び込み参加してくださった方、ありがとうございました。これからの二人もきっと今までの二人と大して代わり映えもせず、皆様の世話になりながらプレイしていきます。


*1 劇団☆新感線『LOST SEVEN』(注意:googleのキャッシュ)。『白雪姫』の後日談である。
*2 ルールは簡単なので、BelleIsleならずとも、オンラインゲームで結婚式の余興を考えている人にはお勧めしたい。コメント等いただければルールを書きます。

2006年6月26日月曜日

有志バザーに参加してみた

 ベルアイルで、最近、ユーザー主導イベントがチラホラ行われるようになっている。
 先日は裁縫職人がその腕を、モデルがその着こなしを競う、ファッションショーが行われ、サーバの負荷が心配されるほどの大盛況となった。
 第二弾というわけではないだろうが、今度は有志職人が集って、格安で生産品を売ろうというバザーイベントが行われた。

 私は戦闘職で、そもそも売りものになるような品など作れるものでもないのだが、縁あって(具体的には当日参加不可となった職人さんの代理として)売り子側で参加する事ができた。

 他の店がどんどん品物を売りきっていく中、私の店だけが厳しい商戦を戦っていた…というか、全然売れてなかった。売り物は全身鎧で装備条件が厳しすぎ、もし買ったとしても実際に使える者は極少数。何しろ戦闘職の私でさえ、スキルが低すぎて使えないのだ。
 それでも、本来、コネのある者同士でしか流通しない品を売ろうというのだから、「格安」ではないにしても「お得」ではあったハズ。ハズなんだけど、それは「格安」を謳うバザーイベントに集まるお客様の財布に見合ったものではなく、モデラー向けのイベントで観られる「参考出品」の品よろしく、見物客は多かったが実際に購入しようという客はいなかった。

 それでも、趣向をこらした看板は、なんというか幾人かの笑いのツボに入ったらしい。周りはすっかり子供たちに取り囲まれてしまい、その有り様をSSに撮られてしまった。(で、そのSSが載ったブログ)[リンク切れ]
#正確にはSSを撮ったというギルド仲間に「せっかくだから晒してくれ。後で反省する時に使うから」と頼んだ
#でも、露店用の看板を考える作業って、このゲームの醍醐味の一つだと思うんだよね

 「おとうさんにこれを着せれば、ロボットになるの?」という子供の問いに、「う~ん、それにはもう一つ。『おとうさんスイッチ』というモノがいるんだなぁ」とNHK教育ネタで応じつつ、結局、銀スーツアーマーHQを1点、同時に並べていた修羅エルヴン装備を数点買ってもらう事ができた。スーツアーマーに至っては「今、おこづかいが足りないので、後でまた買いにきてもいいですか」という、子供時代を思い出して涙しそうな買われ方だ。

 当日、同時間帯に他のユーザー主導イベントとバッティングしたにも関わらず--もしかしたら相乗効果で--このバザーイベントも大盛況。ぜひ、今後も定期的にやっていこうよ、ということになった。
 「よし、お父さん、次は資材調達から参加しちゃうぞ」という吉野家コピペな決意が後に残った。

2006年6月3日土曜日

メタルマクベス

 もう一週間以上経っちゃってるけど。平日、休暇を取って観てきた。

 劇団☆新感線『メタルマクベス』
 http://www.dipps.co.jp/stage/metalmacbeth/(リンク切れ)

 名前の通り、内容はヘビメタ+シェークスピア。
 2206年の未来、レスポール王(=ダンカン。上條恒彦)率いるESP軍の将軍ランダムスター(=マクベス。内野聖陽)が主人公である。ちなみにマクベス夫人にあたるランダムスター夫人は松たか子。

 音楽もほぼ全曲ヘビメタ。特にオープニングにあたる『炎の報告』は、兵士が戦況報告をシャウトし、それをレスポール王が朗々たる歌声で受けるといった構成の曲で、非常にハッタリが効いていて圧巻であった。購入したサントラCDは一週間くらいリピートして聴いた。

  原作:ウィリアム・シェークスピア
  翻訳:松岡和子
  脚色:宮藤官九郎
  演出:いのうえひでのり

 シェークスピアとクドカン脚色との間に翻訳者である松岡和子氏が挟まっているのがポイントだったりする。ちくま文庫のマクベス(松岡和子訳)を読みつつ、サントラを聞いていると収録曲の歌詞が松岡訳をなぞっているのが分かって楽しい。

2006年5月24日水曜日

ベルアイルはじめました

 ある夜、友人からメッセで呼び出され、言われるままにMMOクライアントをダウンロードし、キャラクターを作ったら次の日の朝方になっていた。

 Belle Isle公式
 http://www.belle-isle.jp/(現在は当時のプレイヤーが管理する想い出サイト)
 公式のアーカイブ(https://web.archive.org/web/20120629023549/http://www.belle-isle.jp/)

 例によって「ギルドを作ったので入れ」という話である。
 ギルド名は以前、Flyffオンラインで結成したものと同じ「HowlingCats」である。ん~、そんなに気に入ってたのか、この名前。


 ゲームとしてのベルアイルのポイントを幾つか上げると…

・生産システム
 武器や鎧のような耐久消費財から服飾、はたまた薬のような消費アイテムから食料までキャラクターが作成し、売る事ができる。
 戦闘と同様、生産でもキャラクターを成長させる事が出来るので、下手をすると街から殆ど出る事なく暮らしていけてしまう。
 生産の材料は街の外で、(モンスターからの攻撃を避けつつ)採掘や伐採等を行う事で得る。
 正直、戦闘で得られる収入は低いので、私も副業で材木屋(たまに花屋)をやっている。(写真)


・結婚と継承
 MMO上での結婚は今どき珍しくないか。
 このゲームでは子供を作って、能力を継承させる事ができるらしい。
 実際に継承したという話はまだ聞かないが、結婚ー出産まで漕ぎ着けたカップルは出始めており、時折、街中で子供を抱えた母親プレイヤーをみかける。(一方、父親プレイヤーが抱えている姿は見た事が無い)
 どうやら離婚もできるらしい。離婚の理由No.1は、おそらく「生活時間の不一致」になるのではないかと予想する。
 結婚の見込みがない(or結婚したくない)キャラクターは養子をとる事もできる。なんとなく、私はこちらを選びそうな気がする。

 …で、その友人のブログ
 http://skeleton306.blog66.fc2.com/(リンク切れ)

2006年5月5日金曜日

お言葉を返すようですが、旦那様大閣下…

 「『ガンダムSeeD』と同じやり方で『銀英伝』も作り直してみたらウケんじゃね?」

 良識あるアニメファンのみんな、ごめんなさい。
 私は『ガラスの艦隊』(リンク切れ)を観るのが楽しくて楽しくて仕方がありません。

 第一話を観た時は、確かに私は途方に暮れた。
 一隻しかないのになぜ『ガラスの艦隊』なのか、などとツッコむことさえ空しいことに感じられた。
 どのような視聴者に、いったい何を見せようというのか。

 その謎を解くヒントは旦那様大閣下(ジョンフォール伯爵)と美少女軍団の情報を求めて公式サイトを訪れた際に与えられた。

 人物相関図(リンク切れ)

 これは見事な人物相関図だ。全ての人間関係がクレオ、ヴェッティ、ミシェルの3人に集約されている。というか、この3人の頭を越えた人間関係が全く存在しない。他のキャラクターは3人のうち1人にしか繋がっておらず(浮気や別勢力への鞍替えのようなドラマ的要素の発生に必要な)横断的なコネクションがないのだ。
 この相関図をそのまま受け入れるのならば、物事を判断し、物語を進めるための決断を下す事が出来るキャラは3人しかいない。

 つまり、この物語に登場するのは…
  クレオとその背景
  ヴェッティとその背景
  ミシェルとその背景
 …であるわけだ。背景である事をやめるには上から垂らされている糸を断ち切り、物語から退場する他はない。天の助けでもない限りは。


 この続きは気が向いたときに。

2006年4月23日日曜日

ひぐらしのなく頃に FAQ (1)

Q:どうして悟史君と同じバットなの?
A:心のモヤモヤを抱えた思春期男子の武器は金属バットと決まっているからです。
 近いうちにメタルヘッドのドライバーを持つ相手との対決があるでしょう。
 作品中、何度もその名を語られながら姿を見せない登場人物「悟史」は、未来から来たあなたの実子である可能性があります。


PS. Fateといいひぐらしといい、同人系の作品で川井憲次の名をよく見ますね。押井作品と共通するのは…アングラ臭?

2006年4月16日日曜日

立喰師列伝

 兵藤まこさん、やっぱ美人だなぁ。
(それに引き換え、榊原良子さんのあつかいが…)

 押井守の押井守による押井守のための映画。
 山寺宏一のナレーションをひたすら浴び続ける約2時間。
 一見さんはお断り、押井ファンならおこぼれに預かれる可能性アリ…そんな感じ。

 私は『御先祖様万々歳!』の最終話「胡蝶の夢」のファンなので、「哭きの犬丸」の登場に足で床を踏み鳴らしそうになりましたが、それでも、映画館を出て、先ず思った感想は「他人を誘わなくて良かった」でした。

2006年4月7日金曜日

ゼーガペイン

 新番組『ゼーガペイン』の主役の浅沼晋太郎さん、見覚えのある名前だと思ったら、ちょくちょく観に行ってる劇団の主宰じゃん。

TOON BULLETS!
http://www.toon-b.com/(リンク切れ)

 ・劇団では作・演出をこなします。これがかな~り面白い。
  練り込まれたネタをテンポ良く見せてくれる、計算高い芝居造りをする人です。
 ・他の劇団への戯曲の提供、客演も多いです。
  (その中の一つPlayingUnit4989には稲田徹さん(デカレンのドギー署長っすね)がよく出演されてます)
 ・役者としても器用な人です。

  しばしばアニメのオーディションを受けているような話を聞いていましたが…ようやく叶いましたね。

2006年3月27日月曜日

テングメン

 ゾイド・ジェネシスやマイメロについても何か書きたいんだけど、とりあえずこちらから。

 劇団「TEAM発砲-B-zin」(リンク切れ)の公演。
 「大の大人が笑って泣けるヒーローもの」というキャッチを掲げる同劇団。今回はそれに輪をかけて「ほんのり十八禁」ときた。
#お、なんか『エロ彗』(GNO2・ムアジ)のメンバーにふさわしいエントリっぽくね?
 確かに、男共の股間から白いものが放たれる光景は、エッチかどうかはさておきお子様達の理解を超えたものだったろう。(←実際、居たのだ。親子連れが)

  大江戸八百八町を騒がす夜のハナ、その名もテングメン。
  独り寂しい夜を過ごす女子に愛を与える天狗面は女子の間で大評判。
  股間の天狗鼻と絶妙な技で女子達を魅了する、テングメンの正体は…。

 タつ/タたない、大きい/小さいに振り回されるオトコ共と、オンナ共のすれ違いを描いた作品。

 東京公演:~4/2
 神戸公演:4/8,4/9


 ちなみに次回公演『マジヨ』(2006/10予定)は魔女っ子モノとのこと。 


ps.『忍者イリュージョンNARUTO』がちょっと面白そう。GWはあちらこちらが集中して公演打つんで選ぶのが大変。

2006年3月24日金曜日

勇者求む

誰か、これに挑戦してくれる人いないかなぁ。

そこまでやるか!献血アップへあの手この手(リンク切れ)

2006年3月20日月曜日

ナルニア国物語

 懐かしいね、こりゃ。

 冒頭、いきなりドイツ軍によるイギリス本土爆撃から始まる。
 『アドバンスド大戦略』を思い出す。そう言えばそういう時代の話だったっけ。この時期だったら爆撃機はJu88あたりかなぁ。機内のカットもあるので、ここはぜひ詳しい人に確認して欲しいところ。

 原作を読んだのは20年近く前なので、さすがに細部は覚えていないけど、ストーリーもキャラクターも原作の記憶を裏切らない、極めて普通の作り。
 この『ライオンと魔女』のポイントは、エドマンドの感情と行動をきちんと描けるかになると見ていたけれど、その点でも文句はない。

 絵造りは技術的には『ロード・オブ・ザ・リング』の延長線上にありながら、世界観の違いを出すことに成功していると思う。もうちょっと言うと『指輪』のような泥臭さが無く、子供が迷い込んだ夢の世界にふさわしいキレイさがあった。
 終盤の戦闘シーンも『指輪』よりキレイにまとめている。

 アスランの日本語吹替は津嘉山正種。日本の極めて少数の声優ファンから「火曜の深夜で、今、最も輝いている」と評される声優が渋くキメている。

2006年3月18日土曜日

Zガンダム劇場版

 「昔はこういうのが好きだったんだよなぁ」

・予定された最終回に向けて物語が収束していくことに不満があった。
・登場人物が合理的に説明できる行動ばかり取ることに不満があった。

 そうではない作品を求めていた。物語として完結するに必要な何かを欠落したまま、たまたま時間切れになったために終幕を迎える、そのような作品を。
 そうではないキャラクターを求めていた。他人には理解できない混沌を抱え、傲慢にも彼を「解釈」しようとする者に鉄槌を下す、そのようなキャラクターを。

 読み手の(場合によっては書き手の)理解を阻む最後の一線、そこに作品そのものが持つゴーストラインがあるのではないのか。読み手の予想と書き手の思惑、その両者を振りきって暴走する、それがキャラクターに魂が宿るということではないのか。

 …すいません。今観たらそんな作品じゃありませんでした。
  今も、求めるモノは変わってないような気がするんですけどね。

2006年3月5日日曜日

コマンドウルフLC

 「どうしてもゾイドが欲しい!それも中型以下のやや地味めにカッコイイ奴を」
 …というネジくれた衝動を抑えきれず、アキバに行ったついで(*1)に買ってきた。

 買ったのはコマンドウルフのバリエーションの一つ。ロングレンジライフル・カスタム(LC)ということで、背中に長射程のライフルを背負っている。ご苦労様。
 コマンドウルフはその名の通り狼型のゾイドで、共和国軍の高速機動部隊に、その主力機シールドライガーのお供的役割で配備された機体。当時のCMには闇夜の中、水飲み場に集うかのようなカットがあり、その生物的なしぐさとフォルムの精悍さに惚れ込んだものだ。

 家に帰って、アニメの留守録を横目で眺めつつ、さっそく組み立てる。塗装とか、表面処理とか一切なし。ただ単に組むだけ。

 そもそも、作業台が無いのに気づく。何ということか。パソコンデスクで作業するか。しかし、キーボードに粉塵をまき散らすに訳にもいかない。冬の間、一度も使うことの無かったコタツを引っ張り出して埃を払う。
 作る気も無いのに買って久しいI-16、Yak-3(共に旧ソビエトの大戦機)の箱の下から、これまた久しく使っていなかった工具の箱を取り出す。ニッパー、カッター、ヤスリを確保。塗装用具は…捨ててしまったんだっけ。ま、今回は塗る気ないし。
 おっと、うっかりモールドを削り取ってしまった…ま、いいよね。縁がなかったということで。
 そういえば、首を上下すると歩行、走行が切り替わるんだっけ。ゼンマイ仕掛けなのによくやるよ。…というか、こんなギミックがあったのすっかり忘れてたよ。

 夢中になって、一気に組み上げたのが写真のコレ。ウェザリングとか無しの工場出荷状態。
 プラの成型色がライトブラウンなのは木の床の上での隠ぺい性を高めるためか。
 ちょっと安っぽい色だなぁ。塗装するのは面倒だけど、スミとハイライトだけは入れたくなってきた。


 *1 で、なんのためにアキバに行ったのかは別エントリで。

マ・ジ・ヤ・バ

ナベシン監督、浦沢脚本ということで、とても期待していた、(で、今も期待している)『練馬大根ブラザーズ』
 主題歌CDの発売記念イベント(リンク切れ)に松崎しげるがクルー!というので、久しぶりにアニメ関連のイベントに行ってみた。


 ユキカ役の井上真里奈さんが、例の刑事の歌(ただし、アキバVer.)を歌いながら登場。気温が高くなったところで、練Bros.の3人が現れると会場は暑苦しい位の興奮に包まれた。
 さらに中盤で、ナベシンもステージに引っぱり上げられた。(この人の作品のイベントの場合、半ばお約束になってるのではないかと思うけど)

 客の年齢層は(たぶん森久保さんのファンであろう)女の子を中心に、老若男女ありという感じ。独りで来ている年配の人もいて、これは松崎しげるさんのファンだったのであろう。

 トークの内容は、お互いのキャラの話やら、年齢の話(松本さん、森久保さんの親より、松崎しげるさんが年上であったりとかだ)やら、「マ・ジ・ヤ・バ」のPV収録の話やら、下ネタの話やら。
 「マ・ジ・ヤ・バ」についてはPVの上映とナマ歌(やはりアキバVer.)の都合2回。


 おそらく誰も気にしていなかったであろう、番組の今後の展開(!…そもそも展開がある番組なのか?)についても森久保さんから以下の一言。

 「面白いなぁと笑って観ているだろうけど、最終回観たら、キミらきっと泣くよ!」
 …だ、ダマされるもんかっ!

2006年3月4日土曜日

焼酎の量り売り

 町田駅前の酒屋で「焼酎の量り売り」というのをやっていて、面白そうなので買ってみた。

 幾つかの銘柄の焼酎(&泡盛)を720ml単位で売ってくれるのである。店の人の話によると、酒ビンの分だけ安くなっているるそうだ。(というのは、興味本位で買ってるだけで、実際の値段を比較してないのだ)

 入れ物はウイスキー瓶でもペットボトルでも何でも(もちろん720ml~)持参すれば、それに入れてくれるという話だったが、せっかくなので傍らで売っていた専用徳利を併せて買ってみた(写真上)。
 「原町田」の3文字の、あまりにもローカルな響きが輝かしい。

 徳利の中身を忘れてしまうような、うっかりさんのために店が銘柄シールを用意しており、希望すれば適当なところに貼ってくれる。酒ビンでなくてもいいらしかったが、せっかくなので、徳利の背面に貼ってもらった。
 次回は、このシールを剥がして新しいシールを貼るか、上に重ね貼りしてもらうか3分間ほど悩む予定。う~ん、わざと剥がし跡を残してみせるという手もあるなぁ。

2006年2月27日月曜日

献血

 献血ルームに行ってきた。もちろん献血しに。

 2割は独特のまったりした雰囲気を楽しみに、残りの6割はなんというか惰性で、年に何度かというペースで通っている。
#実際のトコ、自分の血液が何に使われるかにはあまり興味がなかったりする

 東京ローカルな話かもしれないが、献血すると非売品のサンリオグッズをもらえる。いつもはありがたく受け取っているのだが、昨年以降は、クロミでも「通称」様でもなく、「御大」なのが微妙に残念に感じられるようになっている。

 サプライズ…というほどでもないが、今回はもう一つオマケがあった。玩具いりの入浴剤だ。
(メーカーサイトは無いっぽい。通販サイトは幾つかあった。その中の一つが こちら(リンク切れ))
 女児向けのモノで、自分で買うことはまず無かろう、という類の商品。せっかくの機会なので使ってみた。
 自分がオッサンであることをちょっとの間、忘れられた……までは良かったが、その後、モーレツにゾイド(水棲タイプ)が欲しくなった。フロレシオスとかウォディックとか、まだ売ってるのかなぁ。

2006年2月12日日曜日

それが答えだ!

 「おねがいマイメロディ」のキャラクターソングアルバム『黒盤』。
 悪役であるクロミ、バク、柊、3人の曲をメインに構成されている…と予想をしていたが、柊は1曲だけだし、バク単独の曲もないので、実質クロミの独壇場っぽい感じ。まぁ、そういう層に向けての商品ということで。
#そういう層:クロミまたは中の人(竹内順子)のファン。…ということは実は女性の方が多い?

 特筆すべき曲はなんと言っても『愛・終列車』。クロミ&バクのデュエットも良いが、オリジナル版(堀内賢雄&小杉十郎太)も収録されていて、これがなかなかの出来。

 CD全体を通して聴いてみるに、今一つ食い足りない感がある。何かが足りないのだ。
 う~ん、何だろう、頭の中に漂うこのモヤモヤ(カオス)は…。

 分かった!それだよ!このアルバムにはマイメロをマイメロたらしめている混沌が足りないんだ!
 具体的には『美・Guilty』の木暮Ver.(by 沢城みゆき)が入ってないんだ!

 iTunesをお持ちの方はこちら(リンク切れ)

#CD発売と当該Verの登場時期の兼ね合いで、そもそも収録自体ムリだと思いますが

2006年2月7日火曜日

TOON BULLETS!「DRAGON BOWL」

 『マンガのような面白さ』と『弾丸のような勢い』をモットーとする劇団、TOON BULLETS!の第7弾。

 タイトルからは破天荒でスケールの大きな話を想像していた。
 実際の公演は、数多くちりばめられた伏線や小ネタを丹念に拾い集めていくようなものだった。丁寧ではあるが勢いに欠け、散漫な印象を受けた。
(念のために書いておくと、この劇団はいつもは重量制限ギリギリの伏線や小ネタを板野サーカス的な勢いとコントロールで観客席に撃ち込んでくる)

  決してつまらなくはないが、らしくない。
  出演者は悪くないが、一人一人を立てるには数が多すぎた。

 作品の意図とは異なるのかもしれないが、結末に向かって轟音とともに収束していく感じがやっぱり欲しかったなぁ。

2006年1月29日日曜日

AGAPE store「BIGGEST BIZ」

http://www.g2produce.com/agape/11/

 大人気「BIG BIZ」シリーズの最後を飾る作品。
 結城BIG BIZエンタープライズ、加賀BIGGER BIZエンタープライズ…と、倒産と復活を繰り返してきた会社の行く末は…。

 完結編にふさわしいテンションの高さで、最初から最後まで文句なくトバしまくっていた。
 そういや、前作「BIGGER BIZ」も同じような話だった。なので、見ることの出来なかった「BIG BIZ」もきっと同じような話だったのだろう。

 このシリーズに出てる役者のうち、粟根まことさん、松永玲子さんが確かMacユーザだった。
 で、松永玲子さんが演じるサラ、天才ハッカーで気分が乗るとエッチな衣装で…という役柄なのだが、そのお供が今は懐かしホタテ型の旧iBook。これがサラ自身の衣装に合わせて豹柄になったり、ラメが入ったりとかなりオイシイ役どころで出演する。デカくて白いからか、とても舞台映えするのである。今回も完結編にふさわしい出で立ちで登場していた。
 次回作…はあきらめるとして、もし再演あるならやっぱ、ホタテで貫き通してほしいなぁ。私は(重さに耐え兼ねて)PowerBookに乗り換えちゃったけど。

K-Show 「きみとぼくの声」

 伊藤健太郎さんが主宰するK-Show(リンク切れ)の公演。驚くほど面白かった。
 仮想世界の戦争と、稽古中の芝居がリンクするといった、ありがちな話ではあったのだけど。

 緻密な計算を感じさせるものではないものの、よく練られた構成と細かいネタの作り込みが光っていた。運良く、かなり前の席で見ることが出来たのだが役者達が「この芝居は面白い!」という確信をもって演じているのが伝わってくるようだった。
 実際に観客席も盛り上がっていたし、舞台上の役者達も手ごたえを感じていたハズだ。が、何より大ヒット振りを物語っているのは、公演台本が既に売り切れ…という事実だろう。

 正直なところ、それほど大きな期待を持って見に行ったわけではなかった。
 この劇団のチラシの印象は地味めで、それは以前に見た(で、あまり面白いと思わなかった)公演と同様だったし。
 今度からは面白い公演のチラシには、分かりやすく「面白い!」と書いておいてほしい。(無茶?)

2006年1月15日日曜日

忠誠の証

 東急ハンズのポイントが1,000を越えていたので、オリジナル・グッズと交換してもらった。
 写真上の革製品がそれ。11cm幅のメモ帳用のケースで、(ピンボケで分かりにくいが)「TOKYU HANDS」の刻印入りである。信者に与えられる忠誠の証というわけだ。
 牛革製で筆記具を留めるためのベルト付き。それと、カードを挟むためのポケットも内外2ヶ所についている。色が明るすぎて渋み成分がちと少なめなのが惜しいところ。
 ちなみに下は前回の日記に書いたLAMY Safari。

 100円につき1ポイントというシステムなので、ポイントシステムが始まってからの約一年の間に10万円ほど貢いできたことになる。明細を見たら数百円から数千円の買い物を数十回も繰り返していた。ほぼ毎週通っていたって事か。そういえば、台所洗剤やら市指定のゴミ袋みたいなありふれたものまで(毎回ではないにしろ)ハンズで買っていたなぁ…。

LAMY Safari(Skeleton)

スケルトンのモデルがあると知り、どうしても欲しくて通販で買った。

万年筆の中で、ペン芯がインクに浸されてる様子やインクを吸い上げるささやかなギミックが見えて面白い。

ブラウンのインクを入れて遊んでる。(←つまり、仕事で使う気全くナシ)
改まった文章を書くでもなし…何やってんだろ、俺…。


思い起こせば、高校生の頃。
学校帰りの書店で、使い捨ての万年筆風筆記具(\300)を見つけ、イロモノ好きの血が祟ってさっそく購入したのだった。
これが、中身のインクはポタポタこぼれるは、紙に引っ掛かるはで相当苦労させられた。にもかかわらず、何度も購入しては「きれいに使う」ことに挑戦していた記憶がある。

このSafariも\3,000くらいの、万年筆としては相当お手軽な商品だ。まず、万年筆=高級文具みたいなイメージがあって、それをちょっと崩して見せているところがいいのかもしれない。…ツンデレ?