2006年2月7日火曜日

TOON BULLETS!「DRAGON BOWL」

 『マンガのような面白さ』と『弾丸のような勢い』をモットーとする劇団、TOON BULLETS!の第7弾。

 タイトルからは破天荒でスケールの大きな話を想像していた。
 実際の公演は、数多くちりばめられた伏線や小ネタを丹念に拾い集めていくようなものだった。丁寧ではあるが勢いに欠け、散漫な印象を受けた。
(念のために書いておくと、この劇団はいつもは重量制限ギリギリの伏線や小ネタを板野サーカス的な勢いとコントロールで観客席に撃ち込んでくる)

  決してつまらなくはないが、らしくない。
  出演者は悪くないが、一人一人を立てるには数が多すぎた。

 作品の意図とは異なるのかもしれないが、結末に向かって轟音とともに収束していく感じがやっぱり欲しかったなぁ。

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