-- MMD 研究所が『スマートフォン白書2012』を公開(japan.internet.com)
http://japan.internet.com/allnet/20120131/3.html
自分としては、相当に違和感を感じた記事だった。調査結果にではない。「スマートフォンを使いこなしているか」という設問にである。
スマートフォンを使いこなすことは、果たして可能なんだろうか。
スマートフォンの機能は、端末単体では測れない。ネット上のサービスと連携してこそのスマートフォンだ。つまり、製造に関わった当事者の思惑を既に越えたところで、その機能は、ネットの向こう側で現在も拡張し続けていて、これからも拡張し続ける。端末が最新機種かどうかは関係なくだ。
そして、機能が確定していないこの製品を、インターネットそのものをどうして使いこなすことができよう。いや、むしろ使いこなしたという達成感は今手元にあるこの小さな機械の、ガラスの向こう側に広がっている世界への、さらなる伸張の可能性を阻むものだ。「自分はスマートフォンを使いこなせていない」と思っていた人たちの感覚はおそらく正しい。しかし、私はそのような発想からの脱却をこそ勧めたい。
私は、そしておそらくは他の人も、スマートフォンを使いこなすことなどできないし、その必要もない。ただ使えば良い。音声通話とメールだけで用が済む人はそうすればいいし、それで足りない人は自分が望むアプリやサービスを探せばいい。無ければ自分で作ることさえできるのだ。
自分の場合はこうだ。ネットの情報サイトを巡って、面白そうなアプリがあれば入れてみる。期待に添わなければ捨てる。今使っているものより良いものがあれば乗り換える。その繰り返しだ。そんな時間と手間はかけられない?それはそれでいい。その人にとっての優先課題ではなかった。ただそれだけのことだ。
使わなくなったアプリといっても、機能に不満があるというわけでは必ずしもなく、たまたま自分の都合に合わなかっただけのことも多い。また、あるいは最初は合っていたのだが、その後自分の状況が変わってしまったということもある。
だから、もしかしたら、他の人には有益かもしれない。そのようなアプリを挙げていく。
TaskPort
http://taskport.subakolab.com/日々の仕事の見積もりと計測。テンミニッツがやろうとしていることに近いか。タスク管理に加えて、作業時間の見積もりのために実績データもキッチリとりたい、という人のためのもの。ルーチン作業を登録できるのは便利だった。また、タイマーが内蔵されていて、終了予定時刻の通知とかもしてくれる。
FREE版を使っていたが3週間くらいでやめた。やめた理由は、タイマーでの計測をやり損ねた時のデータ修正作業が手間だったこと。実績データの出力形式が固定で分析しづらそうだったこと。計測にこだわらずに、その日の予定を作るだけで十分だという考えだったら使い続けていたかも。
Daily Deeds
http://itunes.apple.com/jp/app/daily-deeds/id358401617日々の習慣の実行を記録していく。ちゃんと実行して、その結果チェックが埋まっていくと、おおおってなる。
登録できる習慣のペースが「毎日」なので、週一くらいと思っているものには空白が並んでしまう。気分的に盛り上がらなかった。
timenote
http://itunes.apple.com/jp/app/timenote/id439176506行動記録のアプリ。ビジュアル的に見栄えもいいが、入力が圧倒的に簡単で操作に戸惑うことがない。
睡眠時間が足りてるかどうか、食事時間が一定しているか等の行動記録をマメに取りたかった時に使っていた。会社と自宅を往復する毎日だと、毎日同じ内容が並ぶのでありがたみは薄い。勉強時間(あるいは遊び時間)を決まっただけ確保したい、みたいな明確な目標ができたら復活するかも。
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