2017年2月1日水曜日

数学文章作法 基礎編

数式混じりの文章というだけでなく、一般的な横書きの文章を書く上での作法……の基礎を説明する本。

書かれているその作法のそれぞれは、章立ての構成、用語の扱い、例示のやりかたといった、本当に本当の基礎ばかりだ。
しかし、その基礎の説明が徹底しているのが、この本の素晴らしいところ。

どうしてそうあらねばならないのか。
やり方を間違えるとどうなってしまうのか。

作法の一つ一つについて、その根拠と適用した例、適用しなかった例(つまり、悪い例)が丁寧に説明されている。

基礎を網羅しているからこそ、「あ、これは知ってた」が自信にもなり、自分の文章を改めて顧みようという気にもなる。人に薦めてみようという気にもなる。
読んでどうこうというより、読んだ後どうするかが問われる。そんな本。

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