2025年4月18日金曜日

妙正寺川 (2)

妙正寺川の続き。西武新宿線 沼袋駅から。


コンクリートで固められた護岸、私は結構好きだ。壁のパターンや欄干のデザインなど、少しでも見る人を和ませようとの、ささやかな配慮を感じることが多い。

足取りも軽く……と思ったところで、いきなりの障害。踏切解消のための、地下化工事が行われているのだ。川の上にヤードを仮設して、資材置き場にしている。郷里じゃ考えられなかった土地利用だ。歩きやすい道になるといいな。

冬鳥が北に帰ってしまう時期であるからか、水鳥の数は少なくなってしまっている。留鳥は相変わらず。

味が濃すぎるレリーフ(?)。どういう方が、どんな経緯でデザインしたものなのか、とても気になる。

神田川の支流である妙正寺川。そのさらに支流である江古田川が合流してきた。田舎の住宅地の側溝くらいの溝が、妙正寺川本流と同じくらいの幅の底面に掘られている。
普段の水量と、増水時の水量の差が極端だ。
(そして、その水量を妙正寺川、神田川が引き受ける)

合流点にある中野区立江古田公園の、すぐ隣の中野区立哲学堂公園。

「哲学の庭」と呼ばれるエリア。正面手前はマハトマ・ガンジー像。

そして、ここにも巨大な調整池。しかも地下だけでなく、地上にも浸水する。そして地下のプールの中にも落書きが。どうやって入り込んだんだろう。

「自然井」と書かれているので、湧水と思われる。高低差が大きい公園だけあって、水の流れを楽しめる場所は多い。

三學亭や宇宙館。個性的な形や名前の古建築物。

理外門。他に常識門や哲理門、時空岡に認識路……。よく今までメガテンでネタにされなかったものだ。

イベントは初心者向けをうたった、間口が広そうなものが多かった。なかなかいいところだなぁ。

「染め物と赤塚不二夫 ゆかりの街 中井商工会」
え?そうだった?…調べたら、長年、この街、西武新宿線 中井駅付近で暮らしていたらしい。

西武新宿線 下落合駅近辺にある劇場「TACCS1179」。一度だけ、ここで何か見たことあった気がするのだが、演目も出演者も忘却のかなた。劇場に出入りしてたの、20年以上前だしなぁ。

辰巳橋。暗渠のトンネルから1つ流れが合流してきた。神田川の水が多めのときに余分な水を妙正寺川に分ける仕組みがあるのだ。そして妙正寺川の流れとともに暗渠に流れていく。
しかし、河川管理上は、(見かけに反して)この高田馬場分水路が本流で、妙正寺川はここで神田川に合流したことになっているようだ。えっ。

辰巳橋を過ぎると妙正寺川……高田馬場分水路は都道8号線(新目白通り)の地下を東に流れていく。最初に目につくのは新宿下落合氷川神社。今日一日、楽しく過ごせますように。
神社出たら「野鳥の森公園」と書かれた案内標識が。

下落合野鳥の森公園。無茶苦茶雰囲気がある。野鳥もいるがトカゲもいる。上京して30年近いが、フリーのトカゲ見たの初めてかもしれないな。御利益あった。

なんとなく、勢いが付いてしまい、新宿区立おとめ山公園にも足を伸ばす。ここには神田川を歩いた時に立ち寄った。その時はなんとなく寂しさを感じる場所だったが。
晴れた春の日だけあって、公園にはたくさんの親子連れが来ていたが、人間がゴミのように見えるほどの混雑でもない、ちょうどいい賑やかさがあった。

なんか「ホタルを飼ってます」と言わんばかりの看板があったが、本当に飼っているようだ。

コイ、噴水、そして日光浴しているカメ。

博物館にも行きたいと思ったので、探しておいた。切手の博物館。
残念ながら、館内は撮影禁止。
ここは郵政省の関連団体ではなく、切手趣味の団体が運営している。

小学生の頃、私含めて何人か収集趣味の奴がいた。私の場合、記念切手を発売日にシート単位で買うような経済力もなく、早々にあきらめてしまったが。
ヒンジとかマウントとか、結局買うこともなかったなぁ。


さらに西に進んで、高田橋。高田馬場分水路が神田川本流と合流する。
真ん中と奥の2つが分水路だ。

将来の整備イメージとの古びた看板を見つけた。
だいぶ自然を盛った感じの将来だが。魚道とか親水テラスとかは実現していたな。
妙正寺川はここまで。

本格的な夏が来る前に、もう少し他の川もあちこち回っておきたいな。
支流の江古田川も気になるし。

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