インターネットが無かった時代、人々はどうやって鼻血の止め方を学んだのだろう。
今まで何人、何百人、何万人の人々が鼻血による失血死から逃れることが出来ずに命を落としたのだろう。
子供の頃に鼻血を出した記憶が残っておらず、人生で初めて鼻血を出したときには既に鼻血の止め方をネットで読んでいたと記憶している。ここ4,5日くらいはAIに質問している。
- 鼻血を止める方法
- 病院に行くべき、救急車を呼ぶべき状況
「手を持たない動物はどうやって鼻血を止めるのか」「人類の歴史の中で、一番最初に鼻血を止めることに成功した人物は誰か」質問したいことはたくさんある。なお、後者の質問に関しては古代エジプトの文献と、ヒポクラテスの個人名が挙がった。
鼻の手術をしてほぼ一月。落ち着いたかな、と思っていたら、断続的に鼻血が出るようになった。手術後の入院中の期間を覗けば、今まで、鼻血を出したことは片手で数えられる程度。たった半週間の間に今までの人生に倍する鼻血を出している。
とはいえ、出血量はさほどでもないし、重篤な病気のサインとして挙げられているような他の症状もないので、「これが続くようなら病院に行こう」くらいの気持ちでいた。警戒すべき鼻血の例が「コップ1杯の量」とか「喉に流れ込む」とかなので、さすがにそれはないな、という。
日曜日にとうとう、「この鼻血、止まらないのでは」という状態になり、救急相談センターへ。
言われるままに30分圧迫して止血を試みるも止まらず。そもそも、鼻の奥から出血しているときって、この方法では止められないのでは?……紹介してもらった病院に。
時間外の窓口から「ER」と書かれた部屋に通された。
鼻の奥の方を止血してもらって、「後は手術してもらった病院で」と、その日は帰宅。
翌日、元の病院で止血に使ったタンポンみたいなものを外し、鼻の中を見てもらった。
手術で切ったところからの出血ではなく、奥からの出血も偶然だろうとのこと。
「経過は良いですよ」
確かに命に別状は無いし、「手術後の経過」としてはいいのだろうが、日常生活がなぁ。
「大丈夫」の幅の広さ、スケールの違いを実感して終わった。
「全身の穴という穴から鼻血を出して死ぬ」という夢は見ずに済んだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿