家事用途のソフトウェア開発は、ほぼGoogle Antigravityで行っている。
AntigravityはAIエージェントを使えるIDEとして出発したが、バージョン2.0でさらにエージェント利用に特化して、IDEを切り離してしまった。
ただ、私はIDEを手放す気になれず、そのままAntigravity IDEを使い続けている。しかも、コマンド発行はいちいち中身を見て承認している。AI使った開発スタイルとしては一、二周遅れたスタイルだ。ただ、あまりここから変える気になれない。
AIに丸投げして、気に入らなかったら却下してやりなおさせるほうがトータルの時間が少なく済むとしても、過程を気にしつつ一歩一歩進めるほうが自分の性に合っているからだ。「ああしろ、こうしろ」と先回りして説明を書いておくのも煩わしい。これが、仕事だったら、手段を選ばず、“早い安いうまい”を追求するのだろうけど。
丸投げと言えば、同じくGoogleのJulesだ。こちらは残念ながらサービス終了が決まってしまった。
クラウドで完結する、つまり、自宅のPCの電源が入っていなくても仕事を続けてもらえるサービスは個人開発者にとって、ありがたいものになると考えていた。
もったいない。Googleが消費することになる計算資源のわりに、ユーザーからの評価が上がらなかった、ということなのかもしれない。
個人的なメモやBullet Journalの整理に使っているObsidianだが、メモの整理をGeminiにさせ始めている。
そこを手でやりながら、実績を振り返るのが、本来のBullet Journalの使い方なのだろうが、おかまいなしだ。
「タスク」機能としてGoogle Geminiに統合されてしまったが、Gemini Sparkは結構重宝している。
博物館等のイベント・特別展情報を整理してもらったり、AI関連のニュースをまとめてもらったりと、公開されている情報を週一で整理してもらうところから始めた。
最近は、読み飛ばしている広告メールを日々浚ってもらったり、家計の分析を月一でやってもらったりと、もっと生活に近い作業も頼んでいる。
あらかじめ定めたスケジュールに沿って作業を始めて、終わったところで知らせてくれるのがありがたい。
最近は、Meta社のMuseも使い始めている。パーソナルユースに特化したエージェントで、アバターが「こんなんどうですか」「あれもやりましょうか」と向こうから呼びかけてくる。
アバターも、自分で設定可能だ。ハイエナのぬいぐるみをモチーフに発注してみた。
このお節介さはGoogle Geminiの方向性と真逆だ。GoogleはせっかくカスタマイズGemという「キャラなりきりAI用の庭」を引っ込めて、「スキル」の名で一般チャットの没個性の中に埋没させることにしてしまった。
Googleは、AIに特定のキャラクターをかぶせず、無味無臭の道具として使わせる意向のようだ。「あなたはどう使っていますか」「他のユーザーはこんなことをしています」とか、ユーザーにまず何か言わせる、決めさせるスタイルだ。
この使い方では、私はMuseのスタイルの方が扱いやすい。たぶん、AIにこれから触れる人間にも、何某かのキャラクターがあったほうが話しやすいのではないかと想像する。
Web検索の延長でAIを使う分には余計なキャラ付けなどない方がいいのだけど、日々をともに過ごすなら、近いにせよ遠いにせよ、何らかの距離感を感じさせるほうがいい。
……と考えると、私がAIに求めているのは、道具ではなく家畜なんだと思う。足の速い家畜、力の強い家畜と同列の、頭の良い家畜。
画像・音楽の生成はお試し以上のことはやってない。単に興味がないからである。
一方で、写真を水彩画風に、みたいな変換はやっている。
AI生成画像も、SNSだけでなく、スーパーや居酒屋でも見慣れたものになってきた。
「なんかイマイチだな」と感じることが多い。では、私はなぜイマイチに感じるのか。そこには関心がある。
絵柄が似たり寄ったりである説。これは、利用されるAIのモデルが限られることと、使う側が絵柄をわざわざ細かく指定していないのだろうと想像している。
あと人体に関する知識不足とか、一般常識に欠けた絵が出てくるのも面白い。意外にも、不勉強なのだ。
どこに観る者の目を惹きつけたい、みたいな戦略のなさ、まんべんなく細密に描いてしまう完璧主義っぽさも気になる。
ただ、なんとなく、ここは道具立てで解決できそう、そうすべきとも思える。実際、ポーズを破綻なくつくるための人形のモデルがあったりするらしい。こういうものを使うことが一般的になって、「よく見たら指の数が」レベルの問題を抑え込んでほしい。

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