2025年3月30日日曜日

企画展「すな」 and ...

散歩代わり、あるいは買い物帰りに立ち寄れるような場所にあるのならともかく、郊外にある博物館に足を向けるにはそれなりのエネルギーがいる。私の場合、そのエネルギーのきっかけは魅力的な特別展、企画展だ。しかも、中身ではなく、ポスターやニュースに載るような情報で心をつかまなければならない。

神奈川県立 生命の星・地球博物館の企画展「すな」だ。「ふしぎをみつけよう」とある。不思議があるのだ。ありふれたものでありつつ、なんとなく捉えどころのない砂に、どのように斬り込むのだろうか。


「すな」である。一口に砂といっても、そのありようは様々。この館のコレクションは3,800点に及ぶらしい。

企画展の場内は、ほぼ子供たちが砂で遊ぶスペースである。といっても、砂場作って終わりなんてものであるはずもなく。砂の一生をシミュレーションするマルチエンディングなすごろくを中心に、砂にまつわる様々な物理現象を手軽に実験できる装置が並べられている。


その中の1つ、液状化現象発生装置。ペットボトルを指で軽く叩いていくうちに“地中”に埋めていたものが浮かび上がってくるものだ。この装置があれば湾岸地域のタワマンもイチコロだ。とても面白危険すぎる装置なので博物館は厳重に管理してほしい。

子供たちが遊んでいるのを大人たちは見守り続ける……だけではなくて、漢字が読める人用の展示もある。
砂の材料いろいろ。岩石だけでなく、貝殻や、ガラスのような人工物でも大きさが当てはまれば全部砂。これはちょっと意外だった。

砂で山を作った時の角度が一定になる現象の実験装置。「安息角」というのだそうだ。特撮ヒーローが戦っていた採石場にあった石の山、番組スタッフが均していたんじゃなかったんだね。

神奈川県の砂マップ。東京都町田市は神奈川県に含まれない。

なにより子供が楽しめそうなのが得点高め。ただ、もっと情報欲しかった自分の好みからはちょっと外れ。それと、企画展と連動した商品がミュージアムショップにも欲しかった。


常設展も見るよ。


ストロマトライト石灰岩で作られた巨大なモニュメント。かつてシアノバクテリアが行った、地球史上最大の民族浄化政策を記念した負の文化遺産である。その毒ガス作戦により、当時の地球生命の9割が死に追いやられたと言われている。

オオカミウオのはく製。顔と胴体を後で繋げたかのような違和感。こんな姿をしているとは思わなかった。水族館では岩の隙間から顔だけ出している事が多いから……。

最近の動物園は、動物の体調管理が厳重で、3頭いる動物のうち、表に出すのは1頭だけ……みたいな感じだが、博物館の動物もたまにバックヤードでの休養日があるようだ。

ズーラシア、次はドールやリカオン中心に見に行こうと思った1枚。

見たことあるカモ、見たことないカモ。

最近、気になっているコケと地衣類。ウメノキゴケは空気の汚れた都市部では見られないみたいな話も聞くが、最近注目し始めた私にとっては近所で目に入りやすいものの1つだ。
コケは販売されている育てやすいはずの種と、雑草としてよく見かける種が違うのが面白い。

サツキ。ツツジの仲間はバリエーションが多くて、その辺で見つけても未だに「ツツジの仲間」。

博物館を抜け、入生田駅の向こう側も散策してみる。


入生田駅のすぐ西側は旧東海道。

オオヤマツミを祭る山神神社。地衣類がすごい。

紹太寺。小田原藩主だった稲葉一族の菩提寺という由緒ある寺だが、稲葉一族のイメージが頭にないので。

紹太寺の傍らを流れる宮沢川。小さい川だが、水量多くて迫力ある。

来た者の心を折る石段。

伐採された大木の幹。見事な緑だ。このままここで朽ちるか、それともいずれ運ばれていってしまうのだろうか。

稲葉一族のお墓。春日局の墓もこの中に。(春日局って何した人だっけ?)

色とりどりの地衣類に覆われた石。

長興山のシダレザクラ。でかい。まだ咲いてない。シーズン中は人集まりそうなので、私は避けてたろうが。

巡ってから見つけたハイキングコース。歩くのに集中して2時間か……。
朝8時台に家出れば日中に収るかな。どうせ博物館で昼食と観覧時間取るだろうし。

荻窪用水という文言に釣られて見に行ってみたが、ほとんどトンネルの中で、水が流れるところを見れたのはこのくらい。ちょっとがっかりしたポイントだけど、他の場所含めた散策コースが用意されているほどの規模あったみたい。再挑戦したい。

1 件のコメント:

  1. 相変わらず楽しそうなところ行ってるね!

    帰省したら、気仙沼のサメ見に行こう!

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