「超(スーパー)普通種展」。
珍しさのない、そこら辺でよく見かける生き物の企画展。
何が見どころなのかわからないこの企画、しかし私にはスルーしがたい期待を煽るものであった。
展示するもの自体にもの珍しさがないなら、切り口で驚かせる算段があるってことだよね。
箱根登山鉄道(入生田駅)で、神奈川県立 生命の星・地球博物館へ。
実は、昨年の秋にも行っていた場所である。面白いものがいっぱいあったけど、twitterに一連の画像ツイートを流したら、それで満足してしまった。「何年かしたら、また来よう」という場所ではあったが、半年持たなかった。(記事中の写真は昨秋撮ったものも含みます)
実は、昨年の秋にも行っていた場所である。面白いものがいっぱいあったけど、twitterに一連の画像ツイートを流したら、それで満足してしまった。「何年かしたら、また来よう」という場所ではあったが、半年持たなかった。(記事中の写真は昨秋撮ったものも含みます)
入館したら、展示を見ずに真っ先にレストランへ。片道2時間の電車行に、市民の義務(公共施設のレストランでビール)も果たし、もうすでにやりきった感が出ている。「達成感の先食い」と言われる、仕事であればヒューマンエラーの原因にもなる事象だ。
ギンブナ(Carassius sp.)。
Wikipediaに載っているギンブナの学名はCarassius auratus langsdorfiiなのに、ラベルは「フナ属のなかま」。ありふれた淡水魚だが、個体差が激しい、生殖活動が複雑などの要素があり、他種との区別をつけるのが大変な個体があるのだとか。雲行きが怪しくなってきた。
Wikipediaに載っているギンブナの学名はCarassius auratus langsdorfiiなのに、ラベルは「フナ属のなかま」。ありふれた淡水魚だが、個体差が激しい、生殖活動が複雑などの要素があり、他種との区別をつけるのが大変な個体があるのだとか。雲行きが怪しくなってきた。
研究者視点でのカッコ付きの「普通」。普通の種の継続的な調査から、生物界の変化を捉えていく研究。
私たちの普通、それ自体が移ろいゆくものであるという、考えてみればあたりまえのこと。……と安易なまとめを保留して、根拠と数字を集めていく人々がいる。
せっかくだから、常設展も。
常設展の一つの目玉。ジャンボブック。コピーライターなら「まるで自分が小人になったような」とか盛りそうだが、大きく作られているのは本だけなので、そういう錯覚はない。ジャンボなブックがあるだけだ。
展示物とその解説という体裁ではなく、解説の中の図表の一部として標本を扱っている感じ。
展示物とその解説という体裁ではなく、解説の中の図表の一部として標本を扱っている感じ。
博物館は広く、展示物の質も量も充実している。ジャンボブックみたいな仕掛けもあり……という贅沢な環境であることと、神奈川県の西端という立地もあり、展示を見切る前に体力を使い果たしている感じ。次来た時は、ジャンボブックから見て回る、くらいのことをしないと消化しきれないな。
河原では、さっき標本で見たモンシロチョウの生体が飛んでいた。「モンシロチョウだ」となんとなく思ったが、実はまったく別の、未知の生き物だったかもしれない。 そしてきっと、モンシロチョウ自体にも研究者たちだけに意識されている「謎」が残っているのだ。
久しぶり~
返信削除http://www.numazu-deepsea.com/
と
https://yo-sui.com/
に行ってきたよ~
沼津に行ってきたんですね。私が行くのはいつになるか……。
削除