2024年2月3日土曜日

謎解きイベント

巨大怪獣ポリマドンの謎

【公式】危機迫る水族館を救え!『巨大怪獣ポリマドンの謎』(巨大怪獣ポリマドン)
https://real.uminazo.jp/polymerdon/


最寄りかつフェイバリットの「しながわ水族館」が会場ということで参加してみた。
区立公園の中という立地からか、夜イベントの話を聞かないので、「夜間の開催」というのにひかれたというのが大きい。

そもそも「謎解きイベント」というものの知識が無い。「『あさイチ』で松丸亮吾さんがやってたアレかな」くらいの認識。

行ってみたら、そもそもこういう「謎解き」を趣味にしている人がいるんだ?くらいのガチ感があった。「無印良品の○○が便利」とか、ツイッター上で情報交換している。というか、ガチな人は自分の道具を持ち込むんだね。

「謎解き」以外の趣味の人は、声優の白井悠介さんの話をしてた。自分的には、おそらく下限に近い音域での潘めぐみさんの演技や、小林親弘さんの老け役がなかなか他で聞けないものだったと思った。

結果としては、難しくて、全部解ききれなかった。Step6まである中のStep6にたどり着いたところで時間切れ。その日の参加者で、ゴールにたどり着いたの、3割弱位だったと思う。そもそも、全員ゴールにたどり着くことを前提としてないんだね、謎解きイベントって。それが一番の発見だろうか。

ゴールできなかったけど、満足度は高い。手渡される問題・冊子・小道具のクオリティは高く、用済みなのに捨てるのがもったいない。途中、工作めいたことをする場面もあって、しっかり作り込まれているのだ。

日本財団の「海と日本」プロジェクトの共催だからか、メッセージ性も高い。というと、教科書的な面倒くささが先に立ちそうだが、ストーリーのみならず、謎解きのキーにもなっており、ツイッター上でもここを評価している人が散見された。実際、終了後の解答編でも驚きと感心の声が一際高かったポイントだ。


認定証。ゴールにたどり着かなくてももらえる。

次は九州(チケット発売中)、さらに福島(!)で企画中らしい。


少女と絵本とキオクの町

板橋区 サウンドアトラクション&AR謎解きゲーム
https://ar-itabashi.jp/



板橋区が主催。板橋区熱帯環境植物館(ねったいかん)に行った時に開催に向けての準備物を見かけて、パンフをもらったのがきっかけ。10月に知って、その翌週から開催。開催期間終了2週間前に参加。我ながら引っ張ったものだ。

館内で行われるストーリーを追体験する「少女と魔法のジャングル」。館のある高島平周辺を、「謎解き」しながら歩きまわる「少女と絵本とキオクの町」の2つがセット。特に後者は専用のスマホアプリまで用意されている。(板橋区、金持ってんなぁ)

「町」のほうは、行方をくらました少女を探すために、その記憶をたどり関連した場所に行く…みたいな、いい年したオッサンがやるのはちょっと…なストーリー。ポイントになる場所は高島平周辺の住民なら知っているだろうポイントばかりで、実際、区外民の自分でさえ行ったり通ったりした場所だった。

「謎解き」なので、進行のために謎を解く必要があるのだが、難易度と分量は、「ポリマドン」のStep1くらい。こちらは町を回遊してもらう目的の、参加費無料のイベントなればこその工夫だ。むしろ、アプリが途中で落ちて、再開がままならなかったり、みたいなトラブル対応に時間を取られた。


「ジャングル」のほうは、少女や精霊たちの助けを得ながら、夢の世界から脱出を目指すというドラマ音声を館内のスポット毎に聞くもので、謎はなく一本道。故にサウンドアトラクション。

「町」アプリ内蔵のフォトフレーム。ねったいかんの人気動物3頭が、それぞれ風の精霊、土の精霊、水の精霊として登場している。うっかりネタバレになりそうな写真を撮ってしまったので、近所の川で撮り直した。他に、謎解きをクリアするともらえるスペシャルフォトフレームもある。
…しかし、今まで見たことのない鳥だな。

奇しくも、「謎解き」イベントに続けて参加し、その面白さも知った。もともとお気に入りの場所だから参加したようなものだが、「謎解き」となると、どうしても駆け足気味にイベントを消化しがちで、どうも自分にはあまり向いていないような気がする。
「町」では、商店街の中の協力店舗に足を運ぶ場面もあるのだが、たまたま行った店に「CLOSED」の看板がかかっていたので、イベントだけ消化して先に進んでしまったのだ。街中に人を呼び込む無料イベントなのに。
結局、「謎解き」終了後に、別の店にお邪魔して買い物した。「返報性、返報性。人間の振り、人間の振り…」と唱えながら。
買い物の時に一定以上の金額を使い、アプリ画面を見せれば記念品がもらえたらしい。それさえも見過ごしてしまった。

私自身「謎解き」したいわけでもなく、江戸時代から都内各所にある「○○七福神めぐり」みたいなので十分だ。しかし、きっと若い人には「謎解き」の手応えがたまらないのだろう。

向いてないとはいったものの、やってみれば面白いし、特に目先が変わる新鮮さはあるので、きっと付き合い方なんだろう。

3 件のコメント:

  1. 謎解きイベント、初めてなのか~仙台にゲーセンタイプもあったけどまだあるかなあ・・・

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    1. ジャンルとして確立されたものと、そのジャンルを追っかけているファンがいるというのが発見でした。自治体、etc.が仕掛けるイベントの裏に、専門に請け負っている業者の存在を認知したというか。
      他の水族館でも、ほぼ常設みたいになっているものがあったので、気が向いたら挑戦するかも。
      なお、「ポリマドン」はアクアマリンふくしまでの開催が正式にアナウンスされました。

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    2. 福島公演を3月に開催予定!って書いてるね~

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