2024年3月10日日曜日

神田川 (1)

隅田川に流れ込んでくる神田川。都内、特に山手線沿線北側をめぐっていれば自然に目に入ってくるはずだが、それと意識して流れを見たことはあまりなかったような気がする。

井の頭公園。神田川の上流端はこちらとのこと。

時は正月休み。暖冬とは言え、屋外でビールはどうなんだろう。まぁ、市民の義務だし。

多くの人は、もっと賑やかで暖かな施設に行くだろうと見込んでいた。実際、入園者はまばら。ペンギンたちも人の目がないのをいいことに、プールから出て日光浴中。

ネコたちキツネたちもこのとおり。

一方、こちらは初詣客で人流があった。井の頭弁財天。「池!川!水!」楽しい道中を祈願。

さて、目的の神田川。源流はこんな感じ。ここからの流れを辿る。

公園の敷地内では、いかにも小川といった体で流れる神田川も。

公園から一歩出てしまえば、たちまち都市河川としての正体を現わす。

公園を出て最初の橋。その名も「神田上水橋」。ここから江戸まで上水道を通したのだ。

そして、たとえ人工物の河川であっても、生き物が住み着き、彼らに多少便宜を図ろうという動きも起こる。治水に利水、漁業権に景観、自然保護、経済や気分で変わる様々な要求の綱引きと妥協の場所。しかし、時とともにそれら様々なものも押し流されていく。主に成り行きと惰性の力で。

神田川は、その氾濫で多くの人々を苦しめてきたらしい。堤防の高さと、あちこちに設けられた監視装置がその被害を物語る。こちら京王井の頭線・久我山駅近くの監視カメラは東京都(水防災総合情報システム)のもの。

広い公園があった。ちょっと一回り…と思ったけど、本当に広い芝生があるだけなのでやめておいた。

神田川の両岸は、郊外では遊歩道として整備されている。井の頭でスタート切ったおかげで結構歩いた。今日はこの辺で。

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