2024年5月4日土曜日

石小屋ダム

石小屋ダムは、私のお気に入りのダムだ。
小さい。無茶苦茶小さい。とはいえ、高所恐怖症が頭をもたげるくらいには大きいのだけれど。

上流から見ると、こんな感じ。

天端が橋のようになっていて、歩いて渡ることができる。ダム湖の名前は「石小屋湖」。そのまんまの名前だ。

以前来た時は、通行禁止だったこの場所。

一般客立ち入りを可能にしようという運動があったのだろう。白さの残る、真新しいコンクリートの階段が整備され、左岸下流側からこの小さなダムを見上げることができるようになった。

天端の他に、下流側にも橋がある。歩行者がすれ違いに困るくらいの幅の小さい橋だ。

ちょっとずつ角度を変えて撮ってみる。

橋の奥は閉ざされており、一般客は向こう岸には渡れない。もともと管理者用の橋を、部分的に解放したものなのだ。扉の奥、ダムの下流右岸は、未だ明かされざる場所だ。苔むす石段には惹かれるものがあるが、覚悟なき者・未訓練の新米冒険者が立ち入って良い場所ではない。

今回、足を踏み入れた場所を俯瞰するとこんな感じ。事故ると関係者に怒られが発生して、エリアは閉鎖…みたいになるのは目に見えている。はしゃがず、静かに堪能したいもの。観光客のために、わざわざ費用と手間をかけて再整備された場所なのだ。

石小屋は、この辺りの旧地名。石小屋渓谷という観光地で、温泉宿があったらしい。石小屋という地名にピンとくるものがあったのか、住人が昔を偲ぶよすがにという意図があったのか、このダムは擬岩と岸壁風の飾りに覆われている。

ダムの半分は優しさでできている、などと主張することはないが、計画当時から運用中の今までも、多方面の関係者に気を使ってきたようすがうかがえる。


放流設備、今日は動いてなかった。
動いている時の映像はこちら。

美しい石小屋湖の湖面。城山ダム(津久井湖)に水を送るための取水口が見える。

付近のダムと水を融通し、一体運用を行うための設備だ。この図の中に石小屋ダムはないのだけれど。

石小屋ダムは、宮ヶ瀬ダムの副ダムだからしょうがないね。

無茶苦茶デカい宮ヶ瀬ダムの、放流の勢いを受けとめる施設(減勢工)を作ったら、それがダムとしての要件を満たしてしまった。それが石小屋ダム。

せっかくだから、宮ヶ瀬ダムも見て回ってきたよ。

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