2025年1月19日日曜日

鳥を見た (善福寺川で)

神田川に善福寺川が合流するところを、善福寺川からも見たいので、例によって川の水源から歩いてみる。川の水源である善福寺池のある、善福寺公園へ。

神田川の水源、井の頭池みたいに動物園があったりはしないが、野良の水鳥がたくさん滞在しており寂しさはない。

遅野井の滝。源頼朝の奥州征討に関するエピソードのある場所で、水の出が悪かったので、この名がついたとか。

市杵嶋神社。厳島神社の別名として聞いたことはあったけど、実際にこの表記をしている神社を見るのは初めてだ。

内田秀五郎氏の像。現在の杉並区の基礎を築いた人物とされるが、現在の杉並区のイメージが薄いのでいまいちありがたみが分からない。

検索にかけたらヒヨドリと出た鳥。この公園、樹上にもたくさんの鳥がいる。樹上や地上にいる鳥は水鳥と違ってせわしなく動くのでとても撮りにくい。
家に帰って図鑑見直してもピンと来ないし、次撮れた時は、声も録音しとくべきかな。

他の鳥はそうでもないのに、このヒドリガモ1匹だけ、人間の姿を見て近づいてきた。どこか別の場所で餌付けを受けていたのだろうか。

お昼寝ゴイサギ。

善福寺池にいるとされる生き物。ナマズとか、ニホンウナギとか割と難易度高そうな気がするのだけれど。

善福寺川への出口。ここからが本番。

都内の他の河川同様、善福寺川もコンクリ護岸なのだが、それでも水場を求めて訪れる生き物は多いようで、各所の案内板には生き物情報がある。

セグロセキレイか。夏羽のハクセキレイにも見えるなあ。鳥の識別とかもう少しできるようになりたい欲が出てきた。

日光浴中のカワウ。明るい光に照らされてみると、意外に「黒くない」。

コガモ。もともとレンズ性能が高くないスマホに、つけているクリップレンズの位置調整が適当なのと、自分の裸眼の性能が低いのとで、家に帰ってから写真の出来に残念な気分になることが多い。

こっちは分かりやすく、ハクセキレイ。コンクリートの灰色に溶け込んでしまっている。

オナガガモ。マガモ。 コサギ。

獲物を捕らえたカワウ。何を食べているのか、パリパリという音がしている。こういうときにサッと切替えて動画を撮れる器用さがないのが残念だ。

JR中央線(西荻窪-荻窪間)。こういうのが見えるようになると、「そろそろ生き物が減りそうだ」という気分になる。
見かける鳥の種類もスズメやカラスみたいな、なじみ深いもの中心になってくる。

橋の主桁にスズメがいる。変わった色のスズメだ。えっ、コイツもしかしてカワセミか?
慌ててスマホでそのまま1枚撮り、ついでクリップレンズを取り付けようとしていたら、その場から水面に真っ逆さまに突入。あっという間に飛び去ってしまった。
一瞬で行われた狩りの成否は不明。

環状8号線。この道は蒲田に繋がっているんだなぁ。歩いて帰ろうって距離じゃないけど。(20km, 4時間半)

環八を抜けて歩き続けたら、河川工事で行く手を阻まれた。今日はこの辺で勘弁してやる。

見かけた鳥は、都内の他の河川でも見たことあるものばかりだったけど、ここは勢揃いしている感じがあるのと何より個体数が多くて途切れない感じ。
あ、でも、カワセミは生きている実物を初めて見たし、見かけた場所の立地も含めてインパクトも大きかった。

2025年1月5日日曜日

アクアマリンふくしま 再び

人生2回目のアクアマリンふくしま。

今回の旅の目的は、まずこれ。

館内で営業している「寿司処 潮目の海」である。
同館の一番の見どころとされている、「潮目の海」水槽を見ながら寿司を食べられる。最初に来たときは存在を知りながら、館内のどこにあるか気づかないまま終わってしまったのだ。
年末の休みで初めて来た観覧者が多かったのだろうか。体感の認知度はいまいちで、背後から聞こえた声は「水族館で寿司食ってる!」「こんなところに寿司屋?」みたいなのが多かった。行列が長いだろうとか、あるいは地元の人は既に卒業していて近隣のショッピングモール等に食べに行くのだろうとか、事前に予想していたのだけど。

そしてこれ。サンマ。水槽がものすごく暗くて、写真が撮りにくい。ただでさえ、飼育が難しい魚なのに、映えの対極にある。素通りしていく人が多かった。
品川区の水族館、リニューアルの際には「目黒のサンマ」水槽が欲しかったけど、お客さんからは微妙な反応が返ってきそうだ。
ここはNHK「ザ・バックヤード 知の迷宮の裏側探訪」でも取り上げられたくらいの技術が詰まった水槽なんだけど。

展示施設としては唯一(世界で。念のため)。当然、繁殖賞もこの館のものだ。

たぶん、一番好きな展示。魚のある食卓。5年前に撮った写真と比べたが、違いが判らなかった。

震災後から続いている放射線測定。震災前あるいは測定限界以下の状態が続いて久しいので、研究テーマとしてのうまみはほぼなくなってしまっているようだ。その一方で大学と連携して河川内の微量な放射性物質の計測を行って、長期にわたる変化を調べる別の研究が始まっていた。
他に、「(最近流行りの)プラスチック」と「ウナギ」が展示テーマに上がっていた。

ここの盆栽も長いなぁ。

新規の水族館に行くたびに、「ここでもやってないか」と探すくらいに気に入っているアイスボックス展示。人気のオオグチボヤもチェック。

漁獲量見合いで食材を選ぶレストランも健在。

アクアマリンふくしま、無茶苦茶広い。3時間くらい滞在したはずだが、見れたのは全体の3割くらいではないだろうか。特に最初の「海・生命の進化」コーナーは、入館したばかりの集中力で皆がかぶりつくので列が全然進まず、あきらめてしまった。
今回は見たいものを絞っており、とりあえず目的だけは果たした感じだが、本当は一週間くらい通い、アクアマリンふくしまに「いない」魚を挙げられるくらいになりたいものだ。