2025年7月6日日曜日

埼玉県こども動物自然公園

ここは地の果て 流されて 俺 ……というほどスムーズには流れなかった。
東急多摩川から東横線~東武東上線乗り入れ~となるはずだったが、直通の列車をつかみ損ねてしまい、3時間以上かけてようやくたどり着いた。

いい雰囲気。無茶苦茶暑い夏なので、人通りもまばらな感じ。

東側から順番に一周。コアラが全力で眠っている。

カンガルー始め、屋外の動物たちは木陰でお休み。夏の動物園。

カンガルーのエリアの中に、人間が冷房された部屋から外の動物を眺めるための施設があったので、入ってみたらそのようなものではなかった。ここはたとえ屋内であっても油断できない。

笑顔が話題のクオッカ。この動物園の知名度を上げた動物だが、本日はお疲れ気味。物事には限度がある。

ワラビーのエリアも他と似た感じ。生えている植物が気になるが、我慢。

謎の立ち入り禁止エリア。園内マップに登場しないマーラが、なぜか放し飼いされている……?

周りから孤立したかのような場所にあるニホンジカ舎。ここまで来る客が珍しいのか、近寄っては来ないものの、興味ありげな視線を向けてきた。

シカとカモシカの谷。無茶苦茶広い谷の中を、とても長い園路で観覧。シカやカモシカがもう少し活発な時期は、ここからその様子を見ることができたのだろう。今回初めて来た場所なので、「全部回る」ことを優先してるが、季節によってはここを何度も往復するだけで楽しめそうな気がする。

一番気に入った展示。シカ害の展示だ。もっとも、園内なので、この見事なまでのGreen & Brownも人為的なコントロールの結果だけど。(複数エリアに、交互にシカを入れている)

動物園のお城、多摩動物園の旧ゾウ舎を思い出したが、ここは子供向けの遊具を集めた場所のようだった。入るのはやめておいた。

立ち姿の美しさに思わず撮ってしまったミーアキャット。

最近人物のマヌルネコ。お尻を向けてる奴ばかりで、その辺のネコと区別が付かない。

場違いとは言えないが、唐突感ある洋館が。
こう見えて、大東文化大の施設。ビアトリクス・ポター資料館だ。『ピーターラビット』って、こういうお話だったのね。今知った。

一周したつもりだったけど、結構見逃してるな。一番大きな生体であるキリンを見てないことに後で気づいた。
次に行く時は、もう少し涼しいときに……真冬とか……。あと、ちゃんと回りたいから早起きも必要だ。こども動物園なのに、回るのに苦労する大きさだった。

2025年6月29日日曜日

仙川 (3)

仙川の3日目。成城学園前駅の付近から再開。下流方向を見るとこんな感じ。

さすがにカワセミみたいなのはおらず、都市河川の下流でもよく見られる鳥、魚が普通にいる。

東京都の案内板。今まで、あまり見かけた記憶が無かったが。

ゴジラとカメラ。なんで?と思ったが、すぐそばが撮影所なのだ。取り立てて興味も無いので、通り過ぎるだけ……。

おっ、橋のそばに供養塔が。なんかスゴイ厳重に拘束されている。どれだけ大暴れしたのだろうか。

対岸のお寺には大きな仏像が。かつて、両者の間で壮絶なバトルがあったのかもしれない。

大蔵運動公園。運動公園といいつつ、東側入口は緑地にしか見えない。

大蔵運動公園は、さらに大きな砧公園に隣接している。両公園の外周を回ったら北東側に世田谷区の清掃工場があった。緑に覆われた敷地の周囲を、世田谷区の鳥、オナガたちが周回しており、部外者の立ち入りを警戒している。

古墳ではない砧大塚。仏教の呪術ってなんだろう。

ずいぶんと変わった形の日時計。

大蔵運動公園&砧公園、結構、飲食したり、遊んだりした記憶があるんだけど、振り返って見たらほとんど写真を撮っていなかった。
公園から出てきて、まず撮ったのは、落差工?水の流れる音で聴覚が埋まる。

ゴム堰がある。空気でゴム製の袋を膨らませて水を堰き止めるタイプの可変堰だ。黒い本体は光の加減で見づらいが、固定用の金具とかでそれと分かる。

周辺に農家もあったので、灌漑用水でも取水しているのかと思ったが、水質浄化施設の一部であるようだ。このだだっ広い草の生えたところで、浄化するらしい。

傍らに暗渠っぽいのがあって、下流の方で仙川とは別の方向に流れていた。これが六郷用水(丸子川)の流れ[復元部分]だ。

六郷用水を辿った時に見つけた橋、水神橋に再び。あれからもう5年ちかく経っている。

少々未練を感じつつ、仙川の流れをさらに下流へ。微妙な溝のある歩道があった。豪雨対策としては頼りないような気がする。もしかして、季節によっては、ここに水を流すのだろうか。

あれこれ考えながら歩いているうちに、野川との合流点に着いてしまった。間がいいのか悪いのか、合流点は河川工事中だった。
もともとどんな風景だったのだろう。この先どんな風景になるのだろう。

2025年6月22日日曜日

仙川 (2)

仙川の2回目。
野川宿橋の南から、一気に自然河川っぽい風景に変わる。

仙川遊歩道として、整備された歩道が連なる。自然河川と見えるこの川も、下流からポンプで運ばれた水が流れる、管理された自然だ。

ま、私にはその方がいいんだけどね。私に都合がいい自然。

仙川平和公園、新川おおぞら児童遊園、新川丸池公園、新川まてばしい児童遊園、丸池雑木林公園、みはらしやま公園、丸池公園、はらっぱ公園…と別々の名前をつけられた一連の公園がその境界も明確でないまま連なる。
その傍らを流れる仙川に、堰が設けられている。下流の水を取水して上流に流していると書かれていたのはここだったのだろうか。

だがしかし、もう一カ所、明らかに「取水してます」って場所があった。

勝淵神社。いいことありますように。

人生2枚目のカワセミ写真。前回よりはきれいに撮れたなぁ。

天神山遺跡の対岸に樋口取水場とある看板と、ポンプの操作盤が。ここだったか。 (では、先ほどの施設は何だったんだろう)

護岸に見慣れぬ装置が取り付けられていた。水面と並行だし、水深を測る装置じゃないよな。
掲示を見るに、トンネル工事に伴う地盤沈下を計測しているようだ。

今度は脇からドドドドドと水流が。

あぁ、水再生センターがあったのか。

水面を覆うように並べられた、簡素な造りの魚の模型。川に住む魚たちへの何らかの示威行為だろうか。「お前たちも、こうして吊してやる」みたいな。
地域住民と魚たちの関係悪化が心配になる。

遊歩道の案内板が陶板に変わった。管理している自治体がスイッチしたサインだ。三鷹市から調布市に入ったのだ。

仙川を歩くなら、立ち寄らねばと思っていた京王線「仙川駅」。ちょっと川から離れてしまっていて、仙川だからどうしたって駅前だ。京急線新馬場駅みたいに駅舎が川の両岸を跨ぐとか電車が川と並走するとか期待していたのだが。
神代植物公園に行った時に開催されていた深大寺の大開帳はまだ続いていた。

調布市、仙川駅ある位だから、何かスポットがあるだろうと思っていたが、何事もなく世田谷区に突入。区の鳥であるオナガが区民を監視している、そんな緊張感の漂う看板。
(なお、オナガは世田谷区の固有種というわけでもなく、我らが大田区を含む都内各所でもよく見られる鳥であり、絶えず他自治体の動向を世田谷区役所に報告し続けている)

ちょっと気になるイベント情報。どうすっかなぁ。

あ、初めて見る鳥だ。「Merlin BirdID」はエナガと判定した。やっぱり、初めて見る鳥だった。

なんか、大規模な公園があった。再整備工事が行われていたが、残った場所だけでも相当に広い。

祖師谷公園。親水公園っぽい場所が、仙川には乏しかったのが、ここにきて……という感じだ。

バラ園の扉。バラ以外の植物にだいぶ浸食されているようだったが。

祖師谷公園を出たところ。「つりがね池」?ちょっと寄り道しようか。

わかりやすい、これが「つりがね池」からの流れに違いないぞ。

流れは住宅街の中。そのまま追うことはできないので、Googleマップを頼りに上流へ遡る。

つりがね池、こんなところ。一角に弁天様が祭られている。重要な水源だったのだろう。
案内板は令和6年。意外に新しい。これはいい場所だ。ちゃんと管理しつづけてほしい。

仙川にもどって、さらに下流へ歩く。目の前に小田急線が。成城学園前駅の近くまでやってきた。

駅前商業施設の屋上(撮影禁止の掲示がなかった方)から望む小田急線。真っ直ぐで長い。