2025年1月4日土曜日

いわき市石炭・化石館ほるる

帰省するなら、せっかくだから常磐線でいわき方面に。
ここ常磐線 湯本駅には「いわき市石炭・化石館ほるる」がある。以前から一度行ってみたかった施設だ。

入口に入ると目の前情報に、フタバスズキリュウ(フタバサウルス スズキイ)の骨格標本(複製)。展示室への入口や受付は、入って右側にあるので意外に見逃しやすい(見逃した)。
そう言えば、いわき市で発見されたのだった。すっかり忘れていた。

骨がある。スーパーサウルスの骨格標本(実物)だ。「さわってみよう」との掲示。結構気軽に触らせるものだと思った。

石炭がある。意識したことほとんどなかったが、炭鉱の町だったんだよなぁ。

「お前ならヒグマにも勝てる!」
展示されている全身骨格モノは複製が多い。

「触るだろ」「触って行けよな」
いわきの化石は人肌恋しい。
複製品がタッチNGで実物化石のほうはOKだったりするのは購入価格の差だったりするのだろうか。

一番の大物、マメンチサウルス。

一つ目巨人の頭蓋骨である。決してゾウではない。

カメの御先祖様。肋骨が甲羅になりかけている。

いわき、化石だけでなく鉱石も多種多様なものがとれている。中には『Dr.Stone』でお馴染みの鉱石も。

「ジョウバンケタス・パルフィカス(左)」に「イワキクジラ(右)」。狭義の恐竜はともかく、ご当地古生物が多い。「イワキ~」「ジョウバン~」とか。恐竜王国福井県にも対抗できるんでないの、「恐竜(以外)王国」として。

地下(…と思ったら地上階にあった)模擬坑道は、うって変わって、江戸時代から現代までの炭鉱の様子が展示されている。
江戸時代は「家族ぐるみ」の仕事だった石炭掘りが、近代化・法人化に伴い、「お父さんの仕事」になっていくのが面白い。
昭和天皇が行幸された場所が公園化されて残してあった。

いわきローカルな化石、炭鉱の歴史については予習・復習用にガイドブックや図録がほしかった気がする。
特に鉱物資源としての石炭に関するウンチクも相当なものがあり、ちょっと他の館も探して見ようかという気になった。
けど、博物館法の規定外の施設に求めるものでもないし、そういう需要がどれだけあるか考えると今の形がいいんだろうなぁ。

2 件のコメント:

  1. ここは楽しそうだよね~行ってみたい!

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    1. 楽しい場所です。ただ、もっと深掘りしたら、もっと色々出てきそうな場所なので惜しい感じもしました。

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