理化学研究所の一般公開を覗いてきた。
案内図。若干の偏りはありつつも、構内のほぼ全域が公開されている。実際にそれぞれの研究が行われている場所のすぐそばで展示が行われていることがうかがえる。
「おみやげ」を持ち帰るためのバッグには「科学道」の文字が。「科学道、はじめます!」
アクション要素の高い(子供たちに人気の)展示は後回しにして、ポスター展示系から回っていく。特に横浜研究所は、研究のための資源や基盤を支えるための研究が多め。メディア露出が控えめな割に、実用化されたたくさんの身近な製品……薬局で買えるような……に、ちょっとずつ関わっている。普段は接客などしていないであろう、現役の研究者から研究の中身の説明とともに、「QCDの要求がきつい」的な世間話や「技術的な問題は解決するけど、倫理上の課題が」とか「SEに転職した同僚が」とか、研究を取り巻く環境の話(基本、苦労話)を聞いていく。楽しい。一般公開向けのポスター展示の他にも、普段から掲示されていると思われる(多くは英文の)ポスターもそのまま展示されており、単語を拾い読みしていくと中には「あ、これテレビでやってた奴(と似た系列の研究)じゃん」という場合もある。……ので、素通りするのはもったいないよ。
遺伝子制御トレーディングカードゲーム。
コンプするともらえる「スーパーボール」。どのような超科学がこの中に秘められているのか。
なお、一番最初にコンプした人は、もうちょっと科学寄りの……職員お手製の……景品をもらえていた。
研究者の研鑽や生活を支えるべく、キャリア形成や勉強会、シンポジウムから働き方改革やら、いろんな掲示物が壁に貼られている。(この人、さっき見かけたぞ……)
労組コーナー。今ホットな話題は職員の雇い止め。熟練した技術の持ち主や研究者の雇用の確保が切実な問題、この組織にとっても。
事故防止の啓発ポスター。この間違い探しには終わりがない。
一般公開に便乗する形で(?)、地元の消防団も来てた。子供にロープの結び方を教えてたりしてた。こちらはこちらで楽しそう。
中の人が、サークル活動としてやっているらしい、分子模型製作。手芸店で売られるような素材で、ガーリーな、キラキラした分子模型ストラップが展示されている。長く続いている活動でもあり、その題材は多岐にわたる。
爆発物とか。
毒とか。
数々の理研グッズの売り場も設けられる。理研100周年にちなんだハローキティ。
横浜研究所の隣には、横浜市立大のキャンパスも併設されており、一般公開は共同開催されている。こちらにもグッズ販売コーナーが。
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