2022年1月3日月曜日

観音崎自然博物館

油壺マリンパークも閉館しちゃったし、三浦半島に行く理由無くなっちゃったなぁ。……と思ってたら見つけた館。


三崎口よりだいぶ手前の、横須賀市にある。最寄り駅は京急馬堀海岸駅。そこからバスで神奈川県立観音崎公園に向かう。 観音崎公園の奥の方に回っていくと、単純に「はくぶつかん」と銘打たれた建物があった。ここのようだ。

これは……、博物館だ。なんというか、上野の国立科学博物館よりも博物館している。 イラストと模型、そして標本。恐竜の模型の考証が、古い学説に基づいたもので、最新のものではないことを示したイラスト。

大小様々ある水槽も、装飾性をもたず、いかにも「近所の海で捕まえてきました」風。むしろ、水槽の大きさを持て余している感がある。 変に水草とか石とか入れると「ウソ」になっちゃいそうな気もするので、これはこれで正解という気もする。

特筆すべきは、展示ジャンルの多彩さではないだろうか。
例えば(地元の同好の志による)帆船の模型。別のコーナーにはコンテナ船の模型もあった。

地域の動植物に関する噂話。 (両生類や虫などの小水槽が並んでるコーナーが一番充実してたんだけど、見るのに夢中で写真を取り損ねた)

地元の漁業。
パネルの写真の奥には、数々の漁法の模型が覗く。なんで展示やめちゃったんだろう。

品川沖のクジラ。そう言えば、北品川に鯨塚とかあったなぁ。

野鳥と植物。公園内の植物の分布や断面など手書きの資料もあり、展示物が手と足で作られた様子がうかがえる。

施設の古さとか、展示の入れ替えに伴う予算と労力とか、あれやこれやの制限を感じさせつつも、マメに手が入っている。
時勢の要求に合わせて、都度都度の更新が繰り返されてきた歴史が感じられる。
それこそ、最近の流行なのかもしれないが、館外での観察会などのイベントも積極的に行っているようだ。


オマケ。
公園のパークセンターにいる、観音崎のアイドル、音花ちゃん。
ちなみに元イラストはこちら。

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