2022年1月3日月曜日

ブラタモリで見た

新型コロナ以降、外出先の選び方を変えてきたけど、たぶん今回が一番遠い。
青梅線の羽村駅だ。

観光案内所は年末年始のお休み中。周辺マップだけ撮らせてもらう。

目的地はここ。羽村取水堰だ。

この本を買ってから、行ってみたくなった場所の1つだ。(もう1つは久地円筒分水。小河内ダムが未達)

多摩川から、取水して玉川上水に取り込むところ。「川をきれいに」の看板がある堰で川を塞ぎ、奥の水門から大量の水を手前のスペースに一旦取り込み、必要なだけの水を取り込みつつ、残りを橋の先の小吐水門から川に戻す。

ドバドバドバドバ~。

小吐水門から川に戻る水の勢いも相当だ。堰からは漏れ出る程度の水しか流れておらず、ほとんど全部の水が先の水門から取水されているように見えた。

取水された水が、玉川上水に流れていくところ。結構、大量に「持って行って」いると思った。 この玉川上水の水は、下流にある設備から、さらに一部が取水され、地下水道管を通って多摩湖に貯められる。そして浄水場を経て「東京の美味しい水道水」として、ペットボトルの美味しい水とは比較にならないほどの安価で各家庭に配られる。

土木遺産である。どの辺が遺産かというと、この堰(「川をきれいに」の下の部分)が丸太などで作られた「投渡堰」という、江戸時代に玉川上水が作られた当時の素材と構造のまま保たれているからだ。現役の堰として、金属とコンクリートで補強されてはいるのだけれども。

残念ながら、護岸の一部が工事中で、堰の下流側の構造が本来の形になっていなかった。3月上旬までの工事になるよう。

ウルトラマンレオを思い出させるポーズの二人(逆光)。上水工事の立役者、玉川兄弟だ。

羽村市の郷土歴史館に行けば、もっと詳しい知識を得られるのではないか、あるいは模型とか……と期待していたが、年末年始の休館中。玉川上水の企画展示とか、ドンピシャなので、終わる前に来れるといいのだけど。3月末まで。花見で賑わう時期には外出したくないけど……。

水道局の羽村取水管理事務所。この裏に、玉川水神社があり、旧羽村陣屋の門が移築されている。令和の羽村陣屋だ。

宿題を残しつつ、羽村駅まで戻り、さらに駅の反対側(東口)へ。
駅から3分的な場所にある、「まいまいず井戸」。井戸まで、らせん状に道ができるように掘られている。
「らせんの力で水をグングン吸い上げる」天元突破グレンラガン的な謎パワーを期待してのものではなく、掘削技術が未熟だった昔に、井戸を掘るために云々みたいな話らしい。
逆にここまで大がかりな工事をするほどに、「ここに井戸を掘れば地下水が出る」的な確信をどうやって得ていたのかが気になる。

さらに、20分ほど歩いて、第二の目的地、羽村市動物公園に。

多摩動物園では最後の方に回ったサーバル様のお館は、わりと順路の始めにある。 なんと、姿をお現わしになっていない。寒いときは家にこもっておられるよう。
(後にもう一度来たとき、一瞬だけ姿を見れた)

シベリアオオヤマネコは、さすがシベリア出身らしく、寒さをものともしない感じだった。

動物園内動物園とでも称するべきだろうか、「なかよし動物園」。この外の動物たちはあまり仲良くない感じ?

子供たちがエサの野菜を手にする様を見て、期待を膨らませる動物たち。

しかし、彼らを狙うオオカミの姿も……。

床に撒かれた魚に群がるペンギンたち。エサの与え方って、園館ごとに差が出るような。

サル山の片隅に、なぜかサルがヒドイ目に遭う昔話が掲示されている。何らかの政治的意図があるのだろうか。

動物園って、遊具が設置されている率が高いような。まぁ、基本的に「人間の求めに応じて愛嬌を振りまいてくれる」存在じゃない……基本寝てる……から、無心に遊ばせてくれる機械の需要があるのも分からないでもない。

噴水設備っぽいなぁ、と思ったら。裏にポンプの操作盤があった。今は一番下の段だけ、コイの飼育に利用中。
やはり噴水の維持費は高いのだろうか。あちこちの外出先で見かけるが、稼働率の低さが際立っている。

キリンやレッサーパンダもいたし、いかにもといった猛獣こそいないけど、市営の動物園としてはだいぶお得な感じ。
冬に来るのが悪いという話でもあるが、屋内に引きこもったままの動物が多かったのが惜しい。お部屋の中の動物の姿も見れるような設備があると良かった。

2 件のコメント:

  1. 年末年始に精力的に動いてるね!

    多摩動物園25年くらい前に行ったことあるよ。

    象を見たなぁ。

    茨木だけとかみね動物園行ってみて~

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  2. かみね動物園。今の時期行くにはちょっと遠いので、「いつか行く」リスト入りということで。

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