たぶん、1度しか訪れたことがない。幼稚園とか、そういう年代の頃だ。しかし、たぶん一度は来たことがあったはずだ。県民だったもの。
西門から入ったら、すぐ動物慰霊碑が。他の人のことは知らないが、私は動物慰霊碑を見て、「あぁ、動物園に来た」と実感する者だ。みんなみんな生きているんだ、だから死ぬんだ。そして人ならぬ彼らにも敬意が払われるのだ。
首都圏の動物園・水族館は競合する施設が多いので、各園各館は自らのキャラ付けを意識し、個性を磨こうという方向で競争努力が行われている。
他方、地方の動物園は、地域住民の期待を一身に受けて、需要を満たさなければならない。ゾウさん、ライオンさん、キリンさん、トラさん……。「動物園にいてしかるべき」と思われている動物は、その実絶滅危惧種で入手困難とかザラなのでプレッシャーもひとしおだろう。
ならばこそ、横のつながりは大切にしたいもの。
よこはま動物園「ズーラシア」のブログで「八木山動物公園に送りました」という記事が書かれていたので、それ以来、機会があれば見たいと思っていたキリンのエミリーさん。背格好から奥の子だろうと判断したが、面識がある相手でもないので完全に外している可能性も高い。人の顔さえ覚えるのが苦手という人間には、動物の個体判別は荷が重い。
もっとも、実際に見てみたら、多くの動物が他園から来た者達で、横浜市の動物園から来たのもエミリーさんだけではなく、同じ横浜市の動物園でも、むしろ金沢動物園のほうが多いくらいだった。すげえな、金沢動物園。みんな、見に行くがよいぞ、金沢動物園。
長らく地元唯一の動物園であったこの園~~今では蔵王キツネ村がある~~、行ってみたそこは、地元の企業スポンサーと住民に支えられつつ、最近のトレンドも積極的に取り入れ、老朽化が進む施設を工夫しながら使い続けている場所だった。
ザ・動物園に来たって実感が沸くところだった。実際、動物園なんだけど。
小分けにしたのですね~
返信削除事前に考えていたより、書きたいことが多く。
削除また、まとめるとそれぞれの良いところがボンヤリしそうな気がしたので、分けることにしました。