2024年7月21日日曜日

また、相模川ふれあい科学館へ

ここは地の果て 流されて 俺。
水郷田名は JR横浜線 相模原駅から出るバス路線の終着だ。

ふれあい科学館(以降、水族館)最寄りのバス停はその1つ手前。館内にはレストランがないので、先に食事しよう。とした時の水族館最寄りのお店が、旭屋さん。最近、営業再開し、ランチ提供も始めた…と言う情報を、他ならぬ水族館のツイートで得たので、さっそく!というわけだ。
市民の義務であるビールの他、桑茶うどん、稚鮎などをいただく。
食事がこの館唯一の弱点と考えていたくらいなので、こういうご近所のお店は本当にありがたい。

このまま水族館に行っても良かったが、今日は1カ所立ち寄りたい場所がある。相模川の小沢頭首工だ。

どどどどどどど……。

ここに来ようと思ったのも、水族館の展示がきっかけだ。
ハーフコーン式魚道、本物は反対側の岸にあり、入り方が分からず、茂る木々で上からも見えなさそうということで近くに寄るのは断念。
肝心のハーフコーンがよく見えなかったのは残念だが、現地での発見もあり。魚道の上側にロープ様のものが何十本も張り巡らされている。魚道を遡る魚を鳥たちから守る試みが行われていたのだろうか。ここまでするのは、食べられる魚が可哀想とかでなく、先ほど食べた鮎などの漁業権の保全の(予算が出た)ためだと思われる。

相模川から取水していたらしい、烏山用水。そのうち、ここも歩いてみるか。

相模川ふれあい科学館(裏口)。実際にここを使う人は稀だと思われる。

裏口の印象と対照的に、本館の外見は優美だ。

相模川の最上流から、相模湾の海水魚まで勢揃いの水槽群。メインコンテンツともいうべき、一連の水槽が緩やかなスロープを成している。子どもが大喜びで駆け抜けていく。

最上流の水槽。「涼」を感じさせる。

鳥と目が合う。と思ったら、模型だった。まぁ、狭い水槽の中で飼えるタイプの鳥ではないだろう。(逆に、傷病で飛べない鳥を保護している館もあるが)

相模川ふれあい科学館は、日本水族館協会(≠日本動物園水族館協会)の正会員であり、アクアリウムさがみはらを名乗っている水族館である。が、ここが単純な「水族館」ではないのは、人工的な構造物や岩石などを含めた「相模川」を総合的に取り扱っているからだ。

特別企画展「いきもの超☆能力」。時速100km超の衝撃波を作り出す小さな生き物とかが展示されている。

いるのか、いないのか分かりにくいワモンダコ。

実際に色が変わる様子。

タナゴ。絶滅と言いつつ、生体は水槽内で展示されている。あくまで「相模川にいなくなってしまった」という表示だ。レアな魚が、もうレアですらなくなってしまった魚が何点も展示されている。

どんこ has arrived.
「あつ森」でお馴染みでもあるし、どこの川にでもいるものと思っていたが、そうではなかったようだ。
この水槽を作ったのは、飼育員を目指して勉強中の実習生。実習の過程で展示水槽1つ仕上げるしきたりらしく、彼らの奮闘のようすが館のツイッターで時折報告されている。

エントランスにある、アユの水槽。ドジョウやテナガエビもいるが、あくまで鮎。鮎が相模川のこの周辺の人々にとっての大切な魚であるとわかる。

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