2022年12月13日火曜日

品川用水 (1日目)

 発端は蛇崩川を歩く、この記事。水源地に近いとされる馬事公苑付近の交差点の横方向に交差する道路に別の流れがあった、という情報。

「品川用水」。品川に、用水路? そもそも歴史に疎いので、品川が江戸の外だったというのも、コロナ禍以降、遠出ができなくなって仕方なく近所を歩き回るようになった頃に得た知識だ。ちょっと興味がある……がより具体化したのは今年に入ってから


雪が降る前に行っとくか! と意を決して。中央線武蔵境駅。

玉川上水にかかる櫻橋と東京都水道局 境浄水場。この近くで品川用水が玉川上水から分岐する。

取水口のある辺りは、枝葉で覆われており取水口そのものを見ることはできなかった。安全と景観を考慮しての剪定作業が計画されていたので、単純にタイミングを外していたようだ。

見えないものは見えない、と意を決して取水口のある辺りから、昔は用水路が流れていたであろう道を辿る。道は、その昔水の流れる場所だったことを示すように、不規則に緩やかにうねっていく。このみち むかし ようすいろ。

歩いていたら、道と交わる別の線があった。「あれ、緑道っぽい。ここにも別の川が?」と疑問に思った。用水路と川の立体交差?
この細い公園は「本村公園」。川ではなく、廃線路跡らしい。前述の境浄水場の建設用資材や、浄水場が排出する汚泥を武蔵境駅まで運ぶ、専用の貨物路線があったのだ。

堀合通り。いかにも用水路っぽい名前。

三鷹駅まであっという間だった。

三鷹駅前には、というより三鷹駅の下には玉川上水の流れがあって、市民の関心はもっぱらこちらのほうらしい。

品川用水は駅の西側で線路と交わる。線路の南北の往来用に地下道がある、そのあたり。用水はこのあたりから写真の奥側、南東方向へと流れていく。三鷹駅の南側の繁華街のある方だ。

通行人を写したくなかったので微妙なアングルになっている。サイゼリヤのある左側の建物と、バーミヤンのある右側の建物の間の「さくら通り」が品川用水の流路だ。

さくら通り、むらさき橋通りと緩くカーブした通りを進んでいく。今はない水の流れに沿って。例え、万人がひるむような高いハードルがあったとしても、私は堂々と下をくぐるだろう。水が低きに流れるように。


そんな意識の低いことを考えている私の目の前に、なんかカッコイイ建物が立ち塞がる。杏林大学 井の頭キャンパスだ。ちょっと居づらさを感じたので、そそくさと先を急ぐ。

都道14号新宿国立線の、東八道路と呼ばれる区間。やけに広い歩道は、川に蓋をして道路とした跡……だったりするものらしいが、ここはどうだろう。

世田谷区(烏山通り)に入った。児童公園とかあるが、「品川用水」云々の説明書きみたいのはなかなか無い。

なんか特徴的な作りの建物があったから撮ってみた、というだけの写真。昭和大学付属烏山病院。

京王線 千歳烏山駅。歩きすぎると、疲れとか体力的なものより先に、足裏とかが痛むようになってきた。靴が合ってないからだと聞くが。ともかく、一旦ここで中断。

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