理化学研究所の横浜研究所の一般公開を見てきた。
世界のトップレベルという表現が、それでもまだ控えめと言われる理研が、その科学力の一端を一般に開放するよ。
植物に必要な栄養素、窒素、リン酸、カリウム。これら3つのうち、どれか1つでも足りないと植物は生長できなくなる。しかし、栄養が足りていても小さな試験管に入れられた植物は、試験管にふさわしい大きさまでにしか生長しない。
ああ、そんなもんだろうな、と思う。
彼らは財布の紐を堅く締めて、力の浪費を抑え、じっと時を待つ。その方が生存に有利だからだ。
そうだろうね。俺が彼らでもそうするよ。
―では、どうやって?
植物はどうやって試験管のガラスの壁を、世界の広さを知るのか。視覚?触覚?それとも…超能力?彼らが世界が限られた場所だと知る時、彼らの身体の―細胞の中で一体何が起こっているのか。
我々パンピーが、なんとなく分ったつもりで済ませるところを、いやいや待てよとこだわり続ける、物わかりの悪い人々。そんなイメージだ。
植物科学研究センターではそんな謎の解明に使われている、様々な顕微鏡を子どもたちに使わせていた。子どもたちの撮った写真は、当人が持ち帰るとともに会場に展示される。もちろん試料は専門家が用意したものだろうけど、なかなか見栄えがするじゃない。
「でも、お高いんでしょう?」―電子顕微鏡とか、気軽に持ち運んだり、子供に触らせたりとかできないもんだとばかり。子供の遊び相手になっていた電子顕微鏡は、大きく作りすぎた自作PCくらいの大きさ。
価格はどうなんだろう。スポーツカーくらい?欲しくなった方はメーカーにお問い合わせください。
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