2023年12月10日日曜日

隅田川(2)

隅田川を河口まで下る一連の外出(まだまだ続くし、未完)。
前回、突然視野に飛び込んできた、さくらトラムに乗ってみるところから。

全線乗ろう、とか言ってしまうと隅田川どころではなくなってしまう。飛鳥山-王子間、ちょうど路面を走るあたりだけつまみ食い。
車両のバリエーション、結構あるな。ラッピング広告が施された車両も頻繁に見る。

おおお、路面電車っぽい~、と一瞬歓喜したが、先に続くのは普通に電車の線路。単に踏切を見ただけだ。(遮断機がなく、赤信号で止まるので、専用線と一般道路の交差点という方が正確かもしれない)

料金支払の方法、「止まります」ボタンがついた座席の作り、だいたいバスに近い。オマケに帰宅後に見たPASMOの履歴では「バス等 都電都B」とあるから運転する人以外は、ほぼバスだ。専用道路を走るBRT、まだ乗ったことないが、きっとこんな感じなんだろう。


飛鳥山を越えたところで、一般道路に突入。初見でこの車両見たドライバーはどういう気持ちになるのだろう。

王子駅には城北信用金庫が停車中。最初に見たのがこれだったというのはあるけれど、「さくらトラム」の名にふさわしいカラーリングも相まって、これを再現したオモチャがあれば…、と思うくらいだ。

王子の駅(停留所?)を出たところの交差点で、路面の軌道を撮ってみた。

路面電車、仙台市の市電に幼い頃乗ったことがあったようななかったような。ちょうど夢と記憶の区別がつく年齢になった頃に廃止されたようなので、懐かしさと新鮮さが混在する。


さて、隅田川。見えない。

ちょっと歩くと、堤防の形式が変わり、川が見えるようになった。対岸に東京都下水道局のみやぎ水再生センターが見えている。

そこから下流側に歩くと、大きな観覧車が。あらかわ遊園。荒川区の、公営の遊園地である。
遊園地のアトラクションには割と縁遠い生活を送ってきたが、大田区で生活し「かまたえん」を訪れてからは、小規模なところには目を向けるようになっている。

ゴンドラが28台の観覧車はかまたえんの9台のものより格段に大きい。かまたえんの観覧車は7階建てのビルの屋上にあるので、高さ自体は負けてないと思うけど。
あらかわ遊園の観覧車は、設備が新しいだけあって、ゆれがほとんど感じられないのはいい。

続いてミニSL。真ん中のレールから給電しているのではないかと思う。昔の記事で書いた「こどもの国」の太陽号と同じ仕組みではないかと。
太陽号のときに見かけた仕様の掲示がこちらにもあるのではないかと期待したが、見つけられなかった。

動物のコーナー。アカカンガルー(と掲示されていたが、ワラビーと呼んでいた人もいた。謎)のエリアに「カピバラ広場」と名前が付いている。まぁ、カピバラも隅っこの方にいることはいるのだが。

リニューアルして2年めだけあって、全体的に「きれい」という印象が先立つ。頑張って維持してほしい。


小台橋(下路アーチ橋)。

11月の下旬。水鳥の姿も増えてきた。

尾久橋(桁橋)。その背後に舎人ライナーの橋梁が続く。

尾久橋近くの、東京都下水道局・東尾久浄化センターから謎のベルトコンベアみたいなものが川に伸びている。さすがに、汚泥を川に捨てたりはしてないだろうけど。
後で調べたら、この堤防の向こう側が船着き場になっていて、舟運で回収しているらしい。江戸っぽい!

隅田川旧防潮堤の跡再び。似たような感じで、各自治体がそれぞれ残しているのか。

尾久の原公園に出た。トンボのいる水場を維持するのが目的らしい。都会感。

イベント「尾久の原バウンティハンター」の結果発表。園内で、ターゲットの生物を生きたまま捕獲(only alive)すると賞品がもらえたらしい。

園内を歩いていたら、管理スタッフらしい人が掃除の傍ら、コンデジを構えて園内の生き物を撮影していた。「公園だより」みたいな頒布物やブログの題材になるのだろう。


道路を挟んだ、公園の向かい側に馬捨場跡とされている場所があり、馬頭観音とお稲荷さんが祭られている。神仏習合は別に良いのだけれど、ここでは賽銭箱まで共有されていて、神仏の間でどのような約定が取り交わされているのか非常に気になった。

尾竹橋(下路アーチ橋)。

さらに下流。堤防を乗り越えるこの構造物は?
先の浄化センターのベルトコンベアと似たように、トラックから船への積み替えを行う場所らしい。

川の地下に地下鉄のトンネルがあることを示す掲示物。
そう言えば、江戸川歩いていた時より、鉄道橋を見かける割合が少ないような気がする。

堤防の工事をしている場所で迂回をさせられ、荒川自然公園にたどり着く。東京都下水道局・三河島水再生センターの屋上に設けられた公園だ。スポーツ施設やバラ園など、木々に囲まれた庭園といった感じの場所だ。
もっとも、私はこういう景色も好き。

屋上の人工地盤には、なんと池まであって、ハクチョウが飼われていたり野鳥がやってきてたりする。

人間に対する警戒心が薄いのか、結構近くに寄ってくる。

昆虫観察園という語に惹かれて立ち寄ったものの、既にシーズンオフであった。

いい加減、夕方にさしかかってきたので帰宅を決意。最寄りの公共交通機関はさくらトラム。停留所では城北信用金庫が待っていた。

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