2024年3月13日水曜日

神田川 (4)

前回の続き。

東京名物「水の出ない噴水」。

公園と言うにはちょっと寂しい気がして、川の写真を撮ったり、樹木の上に張り付いている地衣類を撮ったり。

この辺りまで来て、やっとテンションが上がる。東京都下水道局 落合水再生センターだ。落合中央公園とも言う。

落合中央公園には野球場とかテニスコートがある。つまり用はないので、その隣の「せせらぎの里公苑」へ。
噴水は止まっていたが、少量、水が流れていた。

「せせらぎ」の水の源は、私たちが使っている下水。水量が少ないということは、きっと、都民の使う水の量が足りていないのだ。多分違う。

せせらぎの里公苑の下流で、遊歩道と神田川との距離が空いてしまう。川を求めてぼんやり歩いていたら、それらしいものを見つけた。しかし、遊歩道の南にあった神田川が、北に歩いていた、その正面に現われた。これはおかしい。
別の川、妙正寺川だった。
この川も下流で神田川に合流するので、こだわりがなければそのまま行ってもいいのだけど。

意を決して、南に反転。遊歩道が川筋を離れる≒川岸を歩けないということなので、川の写真は橋の上から撮るしかない。

「おとめ山公園」名前が気になったので、寄り道してしまった。水の流れがあるので、退屈はしないが公園全体が坂になっていたので、雰囲気だけつかんだところで引き上げた。

高田馬場駅周辺で、山手線の内側に入る。おっ!親水公園……にしては、水面との距離が遠いな。果たして出番は来るのだろうか。

高戸橋付近で、神田川に合流してくる2つの流れ。片方は私が目を離していたスキに、洪水対策で地下水路に流し込んでいた神田川の一部(高田馬場分水路)、もう片方は先ほど見かけた妙正寺川だ。
落合水再生センターの「落合」という地名、神田川と妙正寺川が合流するからついたのだと言う。…結構、下流に移動してしまったな。

ここで城北信用金庫が登場。今までは王子、三ノ輪橋あたりで見ていたので、早稲田の近くであるこの辺で見かけると、両端を制した気分になる。大田区にも来ないかなぁ、城北信用金庫。(既に城南信用金庫あるけど)

再び川岸が遊歩道になったので、のんびり歩いたら驚きの光景。神田川に、魚道があった!

しかも、説明版を見るに、機能しているらしい。神田川を、アユが遡上!
新宿区の資料を見るとオイカワやウグイなども来ているらしい。新宿に!(港区カワセミ以来の衝撃)

甘泉園公園。コンパクトながら草木に石に水、各種取りそろえられた、いい場所。

その隣にある水稲荷神社。霊水が湧き出す稲荷神社だからとか。もともとは早稲田大学の構内にあったものということで、受験生の参拝も多いらしい。

水稲荷神社の駐車場案内。背景がキツネでなく、クロネコっぽいのが気になる。

肥後細川庭園。甘泉園にはなかった喫茶室がある。この喫茶室は3月中に営業終了するとのことなので、最初で最後の利用。もったいない。

庭園の隣りには水神社が。無茶苦茶古いものなのか、木の枝が一部下向きに生えている。

さらに庭園が続いて、こちらはホテル椿山荘。大名庭園に庶民でも入れる時代になったと実感。そう、金さえ積めば…。
いや、甘泉園にタダで入ってきたばかりなんだけど。

さらに下って、江戸川公園。
神田川なのに江戸川公園。昔々、江戸川がまだ江戸川でなかった頃、この辺では神田川のことを江戸川と呼んでいた。
ここには、神田上水の大洗堰がある。井の頭からここまで頑張って引っ張ってきた神田上水を、実際に上水として使う分と、その余りとに分岐させていたのだ。(で、余ったほうが「神田川」)
写真に撮れる現存部分は、当時の水門の一部で、全体はもっと大きな施設だったらしい。

江戸川公園の東端。江戸川橋と東京メトロ 有楽町線 江戸川橋につながる。
さすがに、観光スポットが多いと、歩みが遅くなる。今日はここまで。

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